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赤木かん子の読書Q&A

調べ学習
Q5

どうやって調べさせたらいいのでしょうか?(その3)

〈初級編〉—実際にやってみる前に確認すること—

A

調べ方について,Q3で,“知っていそうな人に聞く”ことをお話ししました。今回は,“やってみる”にいきましょう。

やってみてわかる!ことはやってみればいいわけで,砂糖って水に溶けるの? と思うのなら,やってみればいいわけです。つまり,これはたいていの場合,理科の実験ってことになるわけですが,必ずしも理科だけとは限りません。

昔,ヘイエルダールは実際にバルサ材のいかだを作り,コンティキ号と名づけて海に乗り出し,海流に乗るだけで太平洋を渡れることを証明しました。この,“やってみる”を子どもたちがやるとき,問題が二つあります。一つは,危険が伴うことは避けなくてはいけないこと(うっかり混ぜると爆発したり有毒物質ができたりするものはたくさんあります)。もう一つは,お金もないし,遠くにも行けず,高価な器具や材料も使えないこと。ナイナイ尽くしの小学生に,できることは限られます。ヘイエルダールだって,その大冒険をする資金集めに何年もかかっているわけですから。

そうして,実際に“やってみる”にしても,とにかく一度下調べしなくてはなりません。現代においては,すべての知識は書きとめられるのですから,それを探すということは,どうしても本を見るということになるでしょう。そうやって,自分にできそうなおもしろいネタを探し,どうやったら証明できるか(もしくは,本に書いてある通りやって検証したでもいいのですが)を考え,危険のないものを実験しなくてはならないわけです。ちゃんとやろうと思うと結構大変ですが,理系の小学生は案外多いのですから,きちんと解説するべきでしょう。だれだって好きなことやりたいものね。

実験レポートの書き方は,『調べ学習の基礎の基礎 だれでもできる魔法の図書館学』(ポプラ社)の42ページを見てください。

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