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赤木かん子の読書Q&A

調べ学習
Q15

どうやって調べさせたらいいのでしょうか?(その13)

〈中級編〉—出典の明記のしかた—

A

では今回から中級編にいきましょう。本を探して「あ,ここに書いてある。やったーっ!」と思った……というところまでが初級編で,その後どうするかが中級編になります。題目で分けると,「要約」「奥付」「著作権」「出典を書く」,の四つになりますが,今回はまず「出典を書く」から始めます。

「やったーっ!」と思ったら,ノートに丸写しするかコピーをとるでしょう。前にちょっとだけ出てきたと思いますが(Q4参照),そのときに使った資料の「出典」を必ず,絶対書いておかないといけません。「出典」の「典」は本のこと。つまり「出典」というのは「この本から出しましたよ」ということで,これがついていないデータはまとめや発表に使ってはいけないのです。

なぜかと言うと,一つには,他の人が一生懸命研究したことを,まるで自分が研究したかのように知らん顔して使うと泥棒になっちゃうからです。使うときには,この人の本に書いてありました,といって名誉を称え,敬意を表するのです。

二つ目は,そうやって何かを調べるときには,自分が実際に経験したり調べたことを使うだけではなく,必ず他の人が調べたことを使わざるをえません。だから,もしそのデータが間違っていたら,自分の研究結果も間違ってしまうわけですが,そのとき「この人がそう書いていたからだ」といえば,自分が悪いわけではないことになります。まぁ「もうちょっと,使う資料は吟味したほうがよかったね」とは言われるでしょうが,減点されるだけで全部バツにはならないでしょう。 だから,自分が使った資料は絶対に書いておかなくてはならないのです。

出典を表すのに必要な項目は,

1.著者名 2.題名 3.出版社 4.発行年月日 5.ページ

で,書きかたには簡単なルールがあり,必ず

著者名「題名」出版社,発行年月日,ページ

と書くことになっています。

これだけ書いておけば使ったのが,他の本だと間違われることはないでしょう。誰が見ても「この本の,この箇所だな」と特定できることになります。

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