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赤木かん子の読書Q&A

調べ学習
Q17

どうやって調べさせたらいいのでしょうか?(その15)

〈中級編〉—奥付の解釈のしかた—

A

今回は出典の続きです。

「出典」がどこに書いてあるかというと「奥付」です。文字どおり本の一番奥,うしろについてます。では「奥付」にはなにが書いてあるかというと,まず「責任表示」。これは「内容に関して責任をとる人々」のことです。つまりひらたくいえば「著者」ですね。そうして名前の後ろにその人の受け持った仕事,役名をつけるのが慣習です。

ところがっ!  これがじつに難関なのです。小学生の頭はたいてい「一対一対応」なんです。だから「あれもあれもこれもあるよ」というものに大変弱いのです。

「責任表示」は文,作,絵,イラスト,画,アート,訳,と同じ仕事でも表記は多彩,そのうえ監修,編集,などもあり,『ポプラディア』にいたっては何も書いてありません。それは「なにかあったらポプラ社が責任をとります!」という意味なのよね。でも,そういうわけで大混乱! 四年生までは「だれでもいいから一番偉そうな人書いといて!」 というしかありませんでした。五年生で編集の意味をえんえん説明してやっとわかってもらえた。

それにひきかえ,奥付に書いてある残りの発行三兄弟,

「発行者」 「発行所」 「発行年月日」

は一回でわかってもらえました。「発行者」はその本が出版されたときの社長の名前です。つまり最高責任者です。「発行所」は出版社,企業の名前。「発行年月日」はいつ作られたか,です。同じ本でも版を重ねると,間違ってたとこは直すし,すごいときは一章抜いちゃう場合だってあります。だから,使った本の印刷された日付(つまり一番最新の日付ですな)を書くんだよ。

まとめ! 自分が探してたことを書いてある本があったら,「丸写しする」か,「コピーする」か,「要約する」かして,必ず! 「出典」を書いておきます。

ここが中級編,四年生でやっとけたらあとが楽! というパーツです。

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