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赤木かん子の読書Q&A

調べ学習
Q7

どうやって調べさせたらいいのでしょうか?(その5)

〈初級編〉—図書館について—

A

前回お話ししたように,図書館は美術館や博物館と同じ学術機関です。そのなかで,書かれたものと印刷物を引き受けたのが図書館です。今は人類が考えたことや発見したことはたいてい書き留められるので,最終的にはすべての情報は図書館に集まってくるということになります。だからこそ,何か知りたいことがあったら図書館へ,であり,図書館で働く専門家が必要で,その人たちは情報検索のプロであり,集まってきたデータを分類・整理して構築する訓練をされていなければ役に立たないのです。

そうしてその図書館も,保存・検索を目的とするレファレンス専門図書館や医学部や工学部の専門図書館,ビジネス支援を専門にする図書館のように,私はここからここまでを担当しますね,とお互いに分担して仕事しています。そのなかで一般市民を専門にしているのが公共図書館で,学校の中で児童を専門にしているのが学校図書館です(公共図書館は“専門図書館”ではなく,普通の図書館……のような感じがするけど,一般市民をお客とする(児童も含む)特殊な図書館なんで,だからほかの図書館ではしないサービスのノウハウを考えたりするんだよ)。それぞれ専門図書館は自分の専門しか答えてくれないし,一般市民(子どもを含む)はどこで聞けばいいかわからなかったり,一般市民からの問い合わせには答えてくれないところもあるから,公共図書館がそれぞれを繋(つな)ぐ役目を引き受けたんですね。だから学校図書館は,何か困ったことがあったら,公共図書館に聞けばいいわけですよ。

その学校図書館の仕事は何かというと,子どもたちは図書館を使う初心者なわけですから,まず本の使い方,図書館の使い方,レポートの書き方を解説し,もちろんその前に子どもたちのために図書館を構築し,毎日運営しなくてはいけないわけです。ですから勉強というのは,図書館と司書なしでは絶対にできないはずなんです。

あなたの学校の学校図書館はいかがですか?



※2011年3月に,初めて図書館を使う子どものための“オリエンテーション用紙芝居”を発売しました。公共・学校ともに使えます。小さい子どもでもよくわかる内容です。
図書館へようこそ!
 調べ学習紙芝居シリーズ1「図書館へようこそ!」(定価:本体2,200円+税/発行:埼玉福祉会)
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