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赤木かん子の読書Q&A

読み聞かせ
Q10
 うまく声が出ないのですが……。
A
 私は今,ボイストレーニングを受けているのですが,きっかけは,仲良くなった小学校の女性の先生たちが,40代になったとたんに,ガラガラ声になってきたことでした。何人かはポリープにまでなりました。校庭で叫んでいても,なんて言っているのかわからないから,子どもたちは言うことを聞かず(自分に言っているとは思わないのですから当然ですが),そうなるとますます怒鳴るのですが,怒鳴れば怒鳴るほどコントロールがきかなくなり,余計なにを言っているのか意味不明になっていました……。「あれはなぜなんだろう?」と不思議に思っていたのですが,「そうか! 腹筋と背筋が弱っているんだ!」ということに気がついたのは,読み聞かせのPTAに稽古をつけていた時でした。きちんと演出をし,あれこれやってもどうもうまくいかない……下手なわけじゃないのになぜだろう? と考え,ようやく「なんだ! 声が出てないんじゃん!」ということに気づいたんです。そこから先生たちも腹筋と背筋が落ちているせいで,声がきちんと出なくなっていたことに思いいたりました。

 そういう経緯で教師のボイトレと読み聞かせのボイトレが始まりました。ひとつは声を使うためのコツを知ること,もうひとつは筋肉を取り戻すためのストレッチや筋肉トレーニングです。で,結果はというと,真面目にやった人はてきめんに効きました。筋肉がなければやっぱり人間は動くことも喋ることもできないんだ,というのは当たり前のことですが,運動嫌いの私には初めての発見! 新鮮な驚きでしたね。

 まだまだ寒い日が続きます。固くなった体に寒さは最大の敵です。朝起きたらまず朝風呂につかるとか,雨に濡れないとか,朝温かいものを必ずお腹に入れるとか,手袋は忘れないとか,深く呼吸しつつ一回はゆっくり思いっきり伸びをするとか,読む前に(読まなくても仕事にかかるまえに)準備運動をして体を温めてください。別にスポーツするわけではなくても,準備運動は大事です。やっぱり体が滑らかに動きます。

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