メニュー

赤木かん子の読書Q&A

読み聞かせ
読み聞かせを始める方へ

まずはここをお読みください。

まず,あなたは何人の前で読みますか? 家の中で,子どもをひざにのせて(つまり30センチのところで)読むときと,教室の前で何十人もの人の前で読むのとでは,当然How toが変わります。ここは,基本的には大勢の人の前で読む方のためのチェック事項ですが,おうちの中で役に立つHow toもあるでしょう。

とりあえず一度は読んで,めいめいで応用してください。

1)明るい光や太陽を背中にしょって立たないこと。見えません!

2)声を出すのはスポーツと同じです。起きたばかりの体では,声は出ません。最低1時間前には起きて,体操をして体を温め,声を出してください。

3)絵本のように見せる本は,しっかり持ち,ぐらぐらさせないようにしましょう。ビッグブック(大型絵本)などは,机の上に適当な台を置き,置いてしまうのも一つの方法です。本が動くとお客さんが酔ってしまいます。

4)絵本のように見せる本は,一度開きぐせをつけておくと見せるのが楽です。硬い表紙と裏表紙を,一度バリンという音がするくらいしっかり開けてくせをつけておきます。

5)聞こえない声,何をいっているかわからない声はイライラするものです。でも,大きな声ではなく,よくとおる声で!

6)絵本の場合,いちばん後ろの人からでも,絵がある程度見えるかどうかチェックしてください。聞き取れない声よりは見えない絵のほうがなんぼかマシですが……できれば見えたほうがいいでしょう。細密画(「ウォーリーをさがせ!」のようなもの)は1対1のときは別ですが,基本的に大勢の前で読むのには向きません。

7)時と場合によりますが,あなたとあなたのファッションが本より目立ってお話のジャマになるのは困ります。黒子の衣装も小さな教室ではやりすぎになることが多いのです。四畳半に,立派すぎるソファーセットを置くようなものです。そのお話を引き立てるために……あなたがいるのですから……。できればその話に似合った,かつ,寒すぎず,暑すぎず,動きやすいファッションで——。

さあ,今日の本は持ちましたか? 服やアクセサリーできついところ,痛いところ,気になるところはないですか? 体は温まっていますか?

では,深呼吸して,にっこり笑って! ドアを開けましょう!