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赤木かん子の読書Q&A

学校図書館(理論編)
Q24
 漫画を置いた場合,運営面ではどんなことに気をつけたらいいのでしょうか。
A
 漫画を置く場合,まず,やり方は二つ。
 貸すか貸さないか…です。とにかく図書室に来てもらいたい,もしくは授業中に読んで困る,という苦情がくるのなら,貸さないのも方法です。
 でも,本来は貸すべき,だとわたしは思うけどね。
 本の読み方,スタイルをこちら側が決め付けるのは失礼なことでしょう。
 ああ読め,こう読めなんて。

 次に受け入れの仕方ですが,漫画を‘漫画’というジャンルで分類するのが旧来のやり方ですが,それはもう実情に合わないと思います。  昔は専門的な漫画はなかったのですから,当然漫画の分類は‘漫画’だけだったのですが,今は『名探偵コナン』はミステリーに,『キャプテン』はスポーツに入れるほうが使い勝手がいいです。
 この分類は,どっちに入れたらいいか微妙,というものも数多くありますが,わからなかったら子どもにきいてください。それがいちばん的確!

 日本十進分類の1998年の第9版から,絵本と漫画は本と同じに,経済の本は経済学に分類してもいいことになったんです。この分類方法で並べると,本棚があちこち穏やかな柔らかい印象になるし,漫画があるな感がかなりなくなります。

 「ずらっと漫画が図書室に並ぶのは目立ちすぎる。」というのなら,貸してしまえばみんななくなるので,図書室には漫画はないことになりますよ。
 生徒数が少ないとかで,貸してもなんともないのならばもちろん貸してください。

 まず装備,分類,それから置き場所,それから貸し方,この四点を押さえれば運営方法はいいでしょう。
 それから,ソフトカバーの装備はできるなら“穴あけ糸綴じ”をしてね。
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