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カードからの見取りと支援

7.広がり深まるための項目

広がり深まるための項目として,どんなものが考えられるでしょうか?

「よかったこと」だけではなくて,「うまくいかなかったところ」や「次にどんなことをしたいか」といった項目を設けることで,次への支援につながるのではないかと思います。うまくいかなかったことは,うまくいく方法をみんなで考え合うなどすると,人に対する気付きやかかわりも多くなって,広がりや深まりが感じられました。

また,友達のよかったところを書ける欄を設けることもいいでしょう。「自分」に気付くよりも,「人」に気付くことはわりに簡単だと思います。自分のどこがよかったか,どんな成長をしたかなどは,自分ではなかなか気付きにくいものです。でも,友達に「ここのところがすごくよかったよ」とか,「あのときがんばっていたね」,「こうしてもらってうれしかった」と言われると,「自分はこういうことができるんだな」とわかるようになります。他者の気付きから自分への気付きに広がり深まっていきます。全員の子どもを一人の教師が時間内に見取ることは難しいし,教師が知らない面を子どもたちがお互いに見付けてくれることもあるので,とても有効だと思います。

カードに書かれた友達のいいところは,みんなの前で読みます。子どもは,時間を置くと忘れてしまうこともあるので,カードを集めたら,なるべくその場で読みます。「こんなことを書いていた人がいたよ」と伝えれば,お互いに認め合うようになります。相互評価カードの言葉は,そんなふうにみんなに伝えることで発揮するものだと思います。