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生活科の基礎・基本Q&A

新学習指導要領にかかわる疑問

安全教育や生命教育の充実が求められていますが,どんなことがポイントとなるのでしょう。

A

繰り返すこと,継続することが,安全教育・生命教育の充実につながります。

生活科では,これまでも安全教育や生命に関する教育を扱ってきましたが,今回,学年の目標(1)に「安全で適切な行動」が,内容(1)「学校と生活」に「その安全を守っている人々」が加わり,地域や登下校の安全に関する学習活動を一層充実させることが示されました。
 また,生命の尊さを実感を通して学ぶ観点から,内容(7)「動植物の飼育・栽培」の2学年にわたっての取り扱いに,「継続的な飼育,栽培を行うようにすること」という言葉が加わりました。
 安全教育においては,繰り返し地域に出かけて,安全を守っている施設や人々に気付いたり,親しみや愛着をもつ人や場所が増えて,地域が安心して生活できる場だと感じられたりできるよう工夫することが大切です。
 生命教育においては,飼育・栽培の過程で生命の誕生や成長の様子,突然の死や病気など,児童の感性が揺さぶられ,生命の尊さを感じる出来事に直面できるよう,一定程度の継続的な期間を設定していくことを心がけましょう。



A

子どもにとっての身近な疑問からスタートさせるようにしましょう。

入学してしばらく経ったころ,Eちゃんは先生に「校長先生,毎朝道路に立って『おはよう』って言ってるよ。どうして?」とたずねました。先生は,「どうしてだろうね。みんなにきいてみようか」と言い,話し合いが始まりました。
 「ぼくたちの顔を見たいんだよ」「車が来ると,『くるま!』って言ってるよ」口々に言う子どもたちの前に,校長先生が登場しました。
 「校長先生のいちばん大事な仕事は,みんなの命を守ることです。みんなの元気な顔を毎朝見るのが,とってもうれしいことです」  校長先生の話を聞いた子どもたちは,「そうか。それじゃあ,事故に遭わないように登校して,元気な声であいさつしよう」と決めました。
 このように,身近な疑問からスタートさせることで,生活圏の広がりに伴って,子どもたちは交通指導ボランティアの存在にも気付くようになります。子どもたちが多くの人々と進んでかかわり,自分の生活を豊かに広げようとするきっかけを逃さないようにしましょう。