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生活科の基礎・基本Q&A

生活科という教科の特質にかかわる疑問

生活科の目標が,今一つ理解できないでいます。「自立への基礎を養う」という意味を,どうとらえればいいのでしょう。

A

「動いて」「考えて」「よりよく動こうとする」子どもを育むことです。

 生活科の目標を端的に言えば,「具体的な活動や体験を通して,自立への基礎を養う」ということになります。つまり,「動いて」「考えて」「よりよく動こうとする」子どもを育むことをねらいとしているのです。
 例えば,身近な生き物・虫などを「実際に」飼い,自分が愛しみながら世話をしていけば,「もっと長生きしてほしい」「もっと仲良くなりたい」という気持ちが高まって,調べたり,他の人とかかわったりするようになります。そして,こうした経験が,将来的には,自然を大切にしようとする姿勢をもち,実際にそのように行動することへとつながっていきます。
 子どもたちが豊かな生活を送れるように,ある程度,意図的・計画的に具体的な活動や体験に出会わせ,そこで感じたり,考えたり,話し合ったりすることを大切にすれば,結果的に「自立への基礎を養う」ことにつながるのです。



A

「3つの自立」の視点で考えてみましょう。

 入学してきた児童は,期待と同時に不安や緊張も抱えています。教師は,児童が育ってきた環境や経験をきめ細かく把握・理解した上で,よりよい成長に導き,自立への基礎を養うことが大切です。
 学習指導要領解説にある「3つの自立」の視点で考えてみましょう。

学習上の自立

  • 低学年の児童は,具体的な活動や体験を通して思考を深める特性があります。
    面白い,やってみたいと思う活動に,意欲を連続・発展させて主体的に取り組んだり,その過程で思いや考えを表現したりできるようにすることが大切です。
生活上の自立
  • 児童は,直接体験をしたり,活動を繰り返したりする中で,多様な人々や身近な社会・自然とのかかわりを深めていきます。
    その中で,必要な習慣や技能を徐々に身に付け,適切に発揮できるようになることが,よりよい生活につながるのです。
精神的な自立
  • 学習上の自立,生活上の自立を踏まえて,自分のよさや可能性に気付き,それをさらなる意欲や自信につないで,前向きに生活しようとする姿勢を育てる必要があります。