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生活科の基礎・基本Q&A

生活科という教科の特質にかかわる疑問

指導計画を立てても,実際に活動してみると,計画とずれてきてしまうことがよくあります。これでいいのでしょうか。

A

教師には「計画を立てる力」と「どう修正するのかをコーディネートする力」の両方が必要です。

これでいいのかと言うよりも,ある意味では,当然そうなるのではないでしょうか。
 教師は,9つの生活科の内容と目の前の子どもたちの実態から,指導計画を立てます。生活科も教科の一つですから,意図的・計画的に学習を進めることは大切です。しかし,子どもたちの関心・意欲に最大限に寄り添いながら,具体的な活動を積み重ねて学びをつくっていくのが生活科です。計画とのずれが出てくることは珍しくありません。また,一見予想外の方向に進んでいるように見える活動が,じつは,子どもたちにとって大きな意味をもっているということもよくあるのです。
 子どもたちの要求にできるだけ応えられるようにするためにも,2年間の枠組みで指導内容をどう配置するのかという「計画を立てる力」と,現在の活動がどんな学習内容にかかわっているかを見取り,その後の計画を「どう修正するのかをコーディネートする力」の両方が求められている気がします。



A

単元目標を踏まえながら,児童の主体性や発想を大切にしましょう。

まず,児童の実態を十分に把握した上で,年間指導計画を立てたり,単元の目標を考えたりすることが大切です。その上で,さらに次のようなことがポイントとなると思います。

活動の目的を明確にする

  • 導入段階は,活動のイメージを共有したり,活動を選択したりする場。
    展開段階は,多様な活動や交流を通して思考・表現する場。終末段階は,全体・個別の振り返りと,今後への意欲付けの場ととらえます。
繰り返しを重視する
  • 学習時間内だけでなく,休み時間・放課後・家庭や地域で活動させたいものも多くあります。これらについても,活動の目的を明確にして,繰り返し活動できるように計画を立てていきます。
児童の主体性や発想を大切にする
  • 活動が教師の予想外の方向に流れた場合も,「子どもは,なぜそうしたいと思っているのか」理解するように努め,単元目標に照らしてその後の流れを判断します。
    時間数についても,児童と話し合い,考えさせてはどうでしょう。