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生活科の基礎・基本Q&A

生活科の授業づくりにかわる疑問

話し合い活動で,子どもたちの集中力が続かず,話し合いが停滞してしまうことがあります。何か工夫できることがあったら,教えてください。

A

教師の発問が,大きな意味をもちます。

まずは,子どもにとって「考えてみたい」必要な話し合いであることです。そのために,子どもの思いや願いに沿った,次の活動につながる発問を練りましょう。どの子も意見がもてる発問,多様な意見が期待できる発問にしたいものです。
 例えば,子どもの見付けた不思議を取り上げた「カギのかかった公園の倉庫には,いったい何が入っているんだろう?」という発問は,子どもたちの好奇心を揺り動かし,公園での活動や公園の様子と関連付けたさまざまな意見を引き出しました。
 校庭の柿の実を観察した後の「この柿は,今収穫してもいいですか?」という発問は,柿の収穫を心待ちにしている子どもたちにとって,切実な問題となりました。子どもたちは「よい」「だめ」の立場をはっきりとさせて,自分の観察や生活経験を理由に,いろいろな視点から意見を出すことができました。
 これらの話し合いでは,全体の話し合いに入る前に,ペアトークやグループトークを入れ,意見のもてない子や,話すことが苦手な子を支援しました。
 子どもたちに,「話してよかった」「意見を聞いてよかった」「話し合いは面白い」という経験を積ませたいものです。



A

板書やネームプレートの活用,形態の一工夫で,話し合い活動は充実したものになります。

話し合いのテーマは,子どもたちの興味・関心や意欲を喚起するものになっていますか?
 話し合うためには手がかり(体験や情報)が必要です。話し合う前に一緒に確認したり,板書で情報を示した上で話し合わせたりするのも方法です。さらに,話し合われた内容を板書で整理し,視覚でとらえられるようにすることも大切です。
 また,ネームプレートを貼るなどして,どの意見に賛成か意思表示をさせることで,意見としてうまく伝えられない子にも所属感をもたせ,参加させていくことができます。
 その際,「迷っている」「分からない」という意見もそのまま受け止めます。何を迷っているのかを取り上げていくことで,話し合いをつなげることも可能です。教師の思いと児童の思いのすり合わせを図りながら,丁寧に繋いでいくことです。
 形態も一工夫です。2人ペアで,3~4人の小グループでと,かかわり合いや個と集団による学習のよさを生かしながら進めましょう。