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生活科の基礎・基本Q&A

生活科の授業づくりにかわる疑問

子どもの成長を,カードや作品のできばえで判断してしまいがちです。どんなことに気を付けて,子どもの成長を見取ればいいでしょう。

A

「長い目」「広い目」での評価が大切です。

生活科では,結果に至る過程を重視した「長い目」「広い目」での評価が大切です。
 児童の成長は,1,2時間の授業の様子だけでは見えにくいものです。単元を通して,さらに単元終了後も,学習を自分の生活にどのように生かしているか,「長い目」で見取ることが大切です。
 また,児童の成長を的確にとらえるには,1枚のカード,一つの作品からの情報だけでは不十分です。Bちゃんのかいた複数の観察カードを時系列に並べてみることで,観察の視点の広がりが分かります。Cちゃんのおもちゃ作りの過程を観察し,記録にとることで,どのような工夫や試行錯誤の末におもちゃを作り上げたのかが分かります。
 その他,児童の行動や態度面の成長には,家族や地域の方からの情報も大いに参考になります。さらに,児童が「がんばった」「分かるようになった」「できるようになった」と自己評価したことは,自分自身への気付きとなります。
 多様な方法による「広い目」で成長を見取るようにしましょう。



A

どの子を,どんな言葉で,どんな方法で支援すればいいのか,児童一人一人について考えましょう。

「生活科の学習の基礎にあるのは児童理解である」と,学習指導要領解説にも述べられています。どの子を,どんな言葉で,どんな方法で支援し見取っていくのか,難しいと思わずに,児童一人一人に視線を合わせて寄り添ってみることです。そう意識するだけで,見えるものが変わってきます。
 見取る場面としては,(1)活動中(授業中)の記録,(2)使う言葉の変化,(3)加えていった活動や材料等の変化,(4)友達にかける言葉,(5)休み時間の姿などが考えられます。
 1時間ごとの終わりの姿をメモしていくだけでも,単元の経過による変化を見取ることができます。詳しく記録できればいちばんよいのですが,なかなかたいへんです。育てたい姿を明確にし,見取り方や記録の仕方をある程度パターン化して用意しておくと,残しやすくなります。そこに特筆すべき点があれば,ほんの一言加えるだけで立派な記録になります。
 保護者から家庭での様子を寄せていただくことも,有効に使いたいポイントです。