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筆順は,なぜ大切なのですか?

筆順は書き順ともいい,文字を効率よく書き表すための順序です。筆順は,個々の文字がもつ長い歴史の中で,書きやすい順序に定まってきました。そのため,筆順が同一文字に2種あるいは3種ある場合もあります。ただ,このような状況は指導の混乱を招くため,昭和33年3月,文部省(当時)は,「筆順指導の手びき」を発行し,同一の構成部分は,同じ順序で書くように整理しました。

このような歴史をもつ筆順ですが,今も学習要素として重視されているのには理由があります。それは筆順どおりに書くことで文字が書きやすくなるだけでなく,整った文字が書けるようになるからです。

筆順によって整った文字が書ける例

例えば,「左」「右」の1,2画目のように,筆順が違えば,点画の長さや方向,そして外形が変わることがあります。また,「原」「成」の1,2画目のように,横画と左払いの始筆が接するときは,先に書いた画が出ますが,筆順を誤ると接し方も変わってしまいます。

誤った筆順で書いたために,それが原因で字形の乱れや誤字につながってしまうことがあります。字形の整った文字を無理なく速く書くうえで,筆順は大切な決まりなのです。