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学びについて語ろう 第2回

いま、「学び」のあり方が注目されています。新学習指導要領のもと、自ら学び自ら考える力を育てることが求められる一方で、「学力低下」を指摘する声があります。これからの社会を担う子どもたちが主体的、創造的に生きていくために、身につけたい「学び」の力とは何なのか。対談「学びについて語ろう」は、各界の識者たちが教育界のキーワードである「学び」について熱いトークを繰り広げます。
 第2回は、民間人校長として数々の改革を推し進める中で、子どもたちの学ぶ動機づけを高める[よのなか]科を提唱する杉並区立和田中学校校長の藤原 和博さんと、学びとリテラシーの実践研究に取り組む東京大学大学院情報学環助教授の水越 伸さんの対談です。みなさんもお二人といっしょに「学び」について考えてみませんか。

【Photo by Hiroshi Nagaoka】

水越: 藤原さんは、「民間人校長」として杉並区立和田中学校に赴任されて、いろいろな改革を積み重ねてこられましたよね。その中で、地域とのネットワークがどんどん構築されていると思います。一方で、なかなかうまくいかないな、とお感じになられるときもあると思うのですが、いかがでしょうか。

藤原:
私は、たいへんだなと感じたことはないですね。前職は、情報と広告の世界で最前線を走るリクルートに勤務していました。リクルートは、営業の目標が厳しいのですが、それを達成できれば、仕事は自主的に進めることができる自由な社風の会社でした。今は、それとは対極の地方公務員です。中学校校長ではあるのですが、人事権や予算権はありません。経営資源のヒト、カネ、モノを動かす権限は、都と区の教育委員会に集中しています。私が動かすことができるのは、コミュニケーションと時間くらいなんです。しかし、私はリクルート在籍中に培ったノウハウを生かし、コミュニケーションと時間を資源としてとらえ、アウトソーシングを効果的に行うことで改革を進めているんです。
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