命を見つめる,命と向き合う

道徳の教科書づくりにあたり,
最も大切なテーマとして位置づけたのが「命」。

子どもたち一人一人が,自分の存在を大切に思えるように。
自分と同じように生きる他者の存在を大切に思えるように。

生徒の発達段階に応じて,さまざまな教材を選定し,
「生命を大切にする心」を育成していける教科書を目ざしました。

「いじめ」の問題を考える

「いじめ」をしない,させない,見過ごさない。生徒がその姿勢を育てていけるように,全学年に,さまざまな内容項目から「いじめ」問題の解決に結び付く教材やコラムを用意しました。

教材

3年「アイツとオレ」(相互理解,寛容)

コラム

3年「いじめについて考える『自分たちにできること』」

また,実際の取り組みを通して,いじめが身の回りで起こったとき,どう行動するかについて考えることができる教材も用意しています。

2年「明日,みんなで着よう」(公正,公平,社会正義)

さまざま観点から「命」について学びを深める

全学年に3教材ずつ,「生命の尊さ」に関する教材を掲載しました。発達段階に即して,誕生の喜びや臓器移植,尊厳死など,さまざまな観点から学びを深めることができます。

1

「ひまわり」

東日本大震災で子をなくした父親の手記を通して,家族の大切さ,生命の尊さについて考える。

「捨てられた悲しみ」

日本動物愛護協会のポスターや,犬猫の殺処分を行う施設の職員の仕事を追った文章と写真を通して,生き物の命の大切さについて考える。

「エルマおばあさんからの『最後の贈りもの』」

死を迎えようとする老人とそれを見守る家族を描いたノンフィクション。尊厳ある生と死の在り方について考える。

2

「命が生まれるそのときに」

生命の誕生について描かれた詩や出産の現場を追う写真家の文章などを通して,命の崇高さや偶然性について考える。

「つながる命」

脳死と判定された子の臓器を提供することを決断した両親の思いを取り上げた新聞記事を通して,自他の生命の大切さや命のつながりについて考える。

「泣きすぎてはいけない」

祖父から孫へ宛てたメッセージを描いた内田麟太郎さんの作品を通して,命の連続性や有限性について考える。

3

「あの日 生まれた命」

東日本大震災の日に被災地で生まれた子どもに椅子を贈る「希望の『君の椅子』」のプロジェクトを通して,命のかけがえのなさについて考える。

「命の選択」

祖父に延命措置を施すことについて葛藤する家族の姿を描いた文章と,尊厳死に対する複数の立場の新聞投稿で構成された教材。「命」について多面的,多角的に考える。

「命と向き合う」

生命誌研究者の中村桂子さんによる教材。「なぜ命は大切なのか」について話し合う活動を設定し,さまざまな観点から「命」について考える。