一般財団法人語学教育研究所 パーマー賞受賞者から学ぶ極意⑤「アクション・リサーチに学ぶ成長する英語教師―授業改善の視点と方法」
開催期間
2025年3月22日(土)〜2025年3月22日(土)
- 校種
- 高等学校、その他
- 教科・テーマなど
- 英語、教育課程、教員研修
- 開催地
- オンライン
- 会場
- zoom
- 会場最寄駅など
- 主な内容
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講師:髙橋一幸(神奈川大学/1992年度パーマー賞受賞)
プロの教師として「必要な力」には、教育者として授業の根幹となる信念(teacher's beliefs)として、授業を通じてどのような児童・生徒を育成したいのかという「①教育理念」(教育者としての夢と理想)がまず必要です。そして、①の視点から子ども達の現在地点を見極める「②児童・生徒理解能力」、①と②のギャップを埋めるための「③目標設定能力」、③を実現するための道筋としての「④授業設計能力」(「単位授業の設計能力」と「中・長期的な授業計画策定能力」)、そして、④を支えるものとして教師の英語力・英語理解・指導技術・教育的人間力などの「⑤-1 指導力」と言語習得理論、教授法、教育課程の理解などの「⑤-2 外国語教育に関する専門知識」があります。これらは、大学の教員養成の中でその基礎を育成すべき能力ですが、現場に出てからも自己研鑽を続ける必要があります。そして、教師として成長し続けるために、もうひとつ現場教師に不可欠な力があります。それは、自分の授業を客観的に省察し、課題を特定して、自律的により良い授業を創出する「⑥授業改善能力」です。
今回は、この方法として「アクション・リサーチ」の手順を紹介し、具体的な課題をを取り上げて皆さんと共に考えてみたいと思います。亡くなる日まで進化・成長を続けた我が盟友の故・稲岡章代先生(2000年度パーマー賞受賞)の実践も紹介できればと考えています。
「教師は教師になったその日から、教師になるための道を歩み始める。」これは故・若林俊輔先生の言葉です。「プロの教師としてのスタートは、自分が教わった通りに教えることから脱却すること。」「大学で学んだ知識を切り売りしていると3年あれば教師は枯れる。」「成長の止まった大人に、子ども達の成長を促すことはできない。生徒達たちを教えるために学び、生徒と共に成長し続ける教師であれ。」これらは、英語教師をめざすゼミ生たちに私が伝えている言葉です。
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- 備考
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