空を見上げてみよう
2020年7月30日 更新
山中 勉 宇宙航空エンジニア
山中勉さんが各地で行っている出前授業の様子や、生徒が紡いだ五・七・五の言葉をご紹介します。
世界中の小中学生によるステキな交流
世界中 みんなの思いは 一つだよ なお （小6・東京）
はやくなくなれ コロナウイルス ゆっきー （中1・ヨハネスブルグ）
みなさん、こんにちは。お元気ですか？ コロナウイルスもなかなか衰えを見せず、学校生活にも影響を与えています。
そんな中、世界中の小中学生によるステキな交流が生まれています。（「地球人のあいさつ」連句づくり）
タイトルの連句は、東京の小学生と、南アフリカのヨハネスブルグの中学生（日本で自宅待機中）が交わした地球人のあいさつです。ウイルスに負けないように、みんなでステキなあいさつを交わしましょう！
あいさつを4つのステップで交わす予定です。
ステップ1 ※ 応募を締め切りました。
よびかけの言葉を五・七・五形式で作ります。
ステップ2 ※ 応募を締め切りました。
気に入ったよびかけの言葉に対する応答の言葉を七・七形式または五・七・五形式で作ります。現在、参加を希望する国内外の小中学校が連句づくりを実践中です。完了は10月31日を予定しています。参加を希望する小中学校の先生がいらっしゃいましたら、下記からお問い合わせください。
ステップ3
作品集「地球人のあいさつ2020」を編纂し公開する予定です。また参加学校間を結んでのオンライン授業も計画しています。
ステップ4
「地球人のあいさつ」を世界中から星として見える国際宇宙ステーション「きぼう」にロケットで打ち上げる予定です。
（現在の勤務先である（株）IHIの社会貢献活動として実施します。）
これまでに生まれた連句から
コロコロナ かわいくないぜ あっちいけ たんえい（中1・ヨハネスブルグ）
コロコロコロナ おさまりたまえ サンペイです（小6・福岡）
乗り切れば 奇麗な桜が 待っている 紫色（中3・東京）
がまんの先は 輝く希望 ネコ（中1・メルボルン）
ウイルスが 喜びだったら 世界中 キャベツスープ（中1・ノースカロライナ）
幸せの笑顔 満ち溢れてる ノクセク（中3・宮城）
あいさつは 心の中で ハイタッチ Ｓａｙｕ（中1・ヨハネスブルグ）
離れていても 心はひとつ 机（中3・東京）
コロナより 希望の光 まき散らせ Ｂｕｃｈｉ（中1・ノースカロライナ）
受け取る私 思わず笑顔 かきくけこ（中3・東京）
五月の夜 フラワームーンの ともし火に 魚嫌い（小6・東京）
希望を照らされ 未来を紡ぐ 夜永（中3・東京）
女川の 美味しい物を 伝えたい いっちゃん（中1・宮城）
コロナ消えたら 食べに行きたい しょうゆマヨは神（中3・東京）
ウィルスも 心の距離は 離せない ジャガイモベイビー（中2・埼玉）
一歩ずつでも また近付こう あなさわ（中3・東京）
毎日を 笑顔を絶やさず 過ごしましょう にこにこ（中1・神奈川）
笑うの一番 家に福くる 鐚慰饉迴於(あいうえお)（中1・宮城）
明るくね こんな時こそ 前向きに デグリン（中1・東京）
前向き走る カンガルーたち Ｎ・Ｋ・Ｌ（中1・シドニー）
山中勉（やまなか・つとむ）
1958年、東京都生まれ。宇宙航空システムエンジニア。(株)IHIエアロスペースにて宇宙航空事業や国際宇宙ステーション（ISS）の一般利用を発案し実証。宇宙航空研究開発機構（JAXA）主幹研究員、日本宇宙フォーラム主任研究員を経て、2013年より(株)IHIで社会貢献活動としてISSを利用した学校授業を共創している。
東日本大震災では宮城県女川町や各地の学校での出前授業を行い、五・七・五の言葉などの作品をISSに届ける活動を続けている。
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