ロゴマークについて

光村図書 シンボルマーク・ロゴタイプ

光村図書は、1949年の創立以来、小学校・中学校・高等学校の教科書ならびに一般書籍の編集・発行を行ってまいりました。加えて、近年では、デジタル教科書・教材の開発に取り組み、教育の可能性を広げるべく、挑戦を続けております。
多岐にわたる発行物を携え、これからも、子どもたちの未来のためにまっすぐ歩んでいけるよう、2013年、会社のシンボルマークとロゴタイプを制定いたしました。

つながる かざぐるま

この形が何に見えますか。シンボルマークのテーマは、「つながる かざぐるま」。かざぐるまとかざぐるまのつながりの部分をシンボライズしています。マークの繰り返しの中に、かざぐるまの姿が見えてくるようになっています。

つながる かざぐるま

かざぐるまは、光村図書の原点ともいえる教育の理念を意味しています。それは、「人間力」という芯棒を軸に、文化の風を受けて「話す・聞く・読む・書く」の四つの羽が回る――つまり言語の活動。シンボルマークは、この言語の活動が、次の世代へつながりながら文化が育まれていくことをイメージしてデザインされました。そして、このかざぐるまは、折り紙でつくったかざぐるまの形をもとにしています。

つながる かざぐるま

「一枚の紙からさまざまなものを形づくる折り紙は日本の伝統。白地に赤い丸という紙から、折りによって生まれるかざぐるまが回転していく。そこに意味を込めました」と語るのは、デザインを手がけてくださった佐藤卓さん。直線と曲線から成り、やわらかさと素直さを合わせもつ、光村図書だけの形を生み出してくださいました。

かざぐるまを つくってみよう

光村図書のシンボルマークのもとになったかざぐるまを、折り紙でつくることができます。つくり方の動画に合わせて、かざぐるまをつくってみましょう。

グラフィックデザイナー 佐藤卓

佐藤卓 [さとう・たく]
グラフィックデザイナー。1955年、東京生まれ。1979年東京藝術大学デザイン科卒業、1981年同大学院修了。株式会社電通を経て、1984年佐藤卓デザイン事務所設立。
金沢21世紀美術館や国立科学博物館シンボルマーク、武蔵野美術大学美術館・図書館ロゴのデザインなどを手がける。他に、パッケージデザイン、グラフィックデザインなども行う。
また、NHK Eテレ「にほんごであそぼ」の企画メンバーおよびアートディレクター、「デザインあ」総合指導、21_21 DESIGN SIGHTディレクターも務めるなど、活動は多岐にわたる。著書に『デザインの解剖』シリーズ(美術出版社)、『クジラは潮を吹いていた。』(DNPアートコミュニケーションズ)など。