遠隔授業でも確認テスト! Googleフォーム活用法 ②

テスト作成に便利な機能をご紹介

2020年7月22日公開

福島県楢葉町立楢葉北小学校教頭  松本涼一

前回は、Googleフォームでテストを作成する方法についてお伝えしました。今回は続編ということで、Googleフォームでテストを作成する際、知っておくと便利な機能をご紹介します。

まずは、前回の記事を参考にして、テストのフォーマットを準備しましょう。

画像の入れ方

問題文に画像を添付したいときは、赤枠のボタンをクリックします。

画像

使用したい画像を端末やインターネット上から選ぶと、下のような問題を作成することができます。

長文と選択問題を組み合わせる

長文と選択問題の組み合わせは、「タイトルと説明」フォーマットと「ラジオボタン」形式を使うと作成できます。

まず「タイトルと説明を追加」ボタンをクリックし、指示文と問題文を入力します。

この形式では、文字の大きさが変更できないために読みづらくなることがあります。分量には注意しましょう。

解答欄を記述式にする際のポイント

正解が単文程度の短いものなら「記述式」で解答欄を作成します。

問題文は、上述の「タイトルと説明」に記入します。

「解答集を作成」ボタンをクリックして、模範解答を記入します。

「その他の回答をすべて不正解にする」にチェックを入れると、大文字や小文字など、模範解答と少しでも違うものは不正解になってしまいます。ここではチェックを外し、手動で採点することをお勧めします。

英作文など、2文以上の文章を書かせたいときは、「段落」という回答形式を使用します。

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※記述で答える問題は、書けない生徒のことを考えて「必須」のチェックを外してあげるとよいでしょう。チェックが入っていると、未記入では提出できなくなってしまいます。

採点

生徒がテストを提出すると、回答タブから個別に生徒の解答を見ることができます。

選択問題など、事前に正解を指定してある問題については、自動採点機能で採点がされています。

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自由記述問題の採点は、テスト回収後に教師が採点します。

事前に作成した評価規準表(ルーブリック)などを参考に採点し、与える点数を記入します。

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ここまで、Googleフォームによるテスト作成を紹介してきました。

文字のフォントや大きさが変えられないなど、できないこともまだありますが、ここで紹介した機能だけでも、単元の確認テストや週末の振り返りなどに十分活用できると思います。

まずは小テストから始めてみてはどうでしょうか。

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