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はじめよう、対話による鑑賞の授業

美術における鑑賞を通した言語力育成が求められています。全国各地の学校や美術館で行われる美術鑑賞の授業の形として、先生や学芸員の解説を一方的に聞くのではなく、生徒自身が主体的に発言をし、対話をしながら美術作品に対する見方や価値意識を深めていく「対話による鑑賞授業」が注目されてきています。

このコーナーでは、日本初の対話による鑑賞教材の刊行に携わるなど、第一線で「対話による鑑賞の授業」の実践と研究に取り組んでおられる上野行一先生に、その魅力と取り組み方のポイントを、学校現場の先生からよく寄せられる質問に答えながら解説していただきます。

目次

上野 行一(うえの・こういち)

元高知大学教授。1952年大阪府生まれ。大阪教育大学大学院修了。広告デザイナー、公立学校教諭、高知大学教育学部教授、帝京科学大学教授を務める。1998~99年に豊田市美術館、川村記念美術館他で開催された「なぜ、これがアートなの?」展をきっかけに、いち早くアカデミズムの分野から「対話による美術鑑賞」に注目し、分析と実践を通じて教育現場への応用と普及に取り組む。著書に『モナリザは怒っている!?』(奥村高明との共著、淡交社)、『私の中の自由な美術』『風神雷神はなぜ笑っているか』(いずれも光村図書)などがある。

関連書籍

対話による美術鑑賞の決定版!
『風神雷神はなぜ笑っているのか 対話による鑑賞完全講座』 (上野行一 著)

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