教科書クロニクル 小学校編
2023年6月29日 更新
あなたが小学生・中学生だったころ、国語の教科書にはどんなお話が載っていたでしょう。「教科書クロニクル」で記憶をたどってみませんか。
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きつつきの商売あらすじを読む
林原玉枝
ありの行列あらすじを読む
大滝哲也
三年とうげあらすじを読む
李錦玉
わたしと小鳥とすずと
金子みすゞ
モチモチの木あらすじを読む
斎藤隆介
虫のゆりかご
岡島秀治
ちいちゃんのかげおくりあらすじを読む
あまんきみこ
動物とくらす
林 良博
りん りりん
岸田衿子
他の学年は、こちらから。
きつつきが「おとや」という店を開きました。すてきな音を四分音符1個につき100リルで売っています。野うさぎが注文したのは、ぶなの音。きつつきがぶなの幹をくちばしで力いっぱいたたくと、その音はコーンと森にこだましました。 森に雨が降り始め、きつつきは新しいメニューを思いつきます。そこへやって来た野ねずみの家族が、できたてメニューを注文しました。目を閉じると、いろんな水音が一度に聞こえてきました。みんなにこにこ、特別メニューの雨の音に包まれました。
ありの行列は、巣からえさのある所まで続きます。なぜ行列ができるのか、ウイルソンという学者が実験と観察をしました。 実験・観察を通して、ウイルソンは、ありが地面に道しるべをつけていると考えて研究し、ありがお尻からにおいのある特別の液を出すことを発見しました。このにおいをたどって、ありの行列はできるのです。
三年とうげで転ぶと、三年きりしか生きられない――なだらかで眺めのいい三年とうげには、こんな言い伝えがありました。 ある日、三年とうげで転んでしまったおじいさんは、言い伝えを恐れて病気になってしまいました。そこへ水車屋のトルトリが来て言います。一度転ぶと三年生きるなら、二度転べば六年、三度転べば九年、何度も転べば長生きできるはずだ、と。 おじいさんは三年とうげでわざと転ぶうちにうれしくなって、ふもとまで転がり落ちてしまいました。そしてすっかり元気になって、長生きしたということです。
じさまと二人暮らしの豆太は、夜中に一人で便所にも行けない臆病者。大きなモチモチの木が怖いのだ。 霜月二十日の晩は、モチモチの木に灯がともるという。勇気のある一人の子どもしか見ることができない、山の神様のお祭りだ。その晩、じさまがひどい腹痛になり、豆太は裸足で医者をよびに走った。痛くて寒くて怖くて、泣き泣き山道を走った。大好きなじさまのために。そして、モチモチの木に灯がともるのを見た――。 翌朝、元気になったじさまは豆太に言った。「人間、やさしささえあれば、やらなきゃならねえことは、きっとやるもんだ。」
空襲から逃げる中、お母さんとお兄ちゃんと、はぐれてしまったちいちゃん。翌朝、帰ると、家は焼け落ちていました。独りぼっちでずっと待ちますが、誰も帰ってきません。ちいちゃんは一人で「かげおくり」を始めます。10数える間、影ぼうしを見つめてから空を見上げると、白い影がそっくり空にうつって見える――それは、お父さんの出征前日に家族4人でした遊びでした。 数えるうちに、家族の声が聞こえだしました。ちいちゃんの体がすうっと透き通って空に吸い込まれると、空色の花畑の中、ちいちゃんは家族の姿を見つけて走りだしました。
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