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教科書について よくあるご質問

現場の先生方から編集部に寄せられたご質問のうち,特に多くお問い合わせいただいた内容についてご紹介いたします。随時更新していく予定です。

Q1
古典教材の原文は何を出典としていますか。

平成24年度の教科書から,古典教材の出典が変更になりました。
平成18年度までの教科書では,「日本古典文学大系」(岩波書店1957~67年)を底本としていましたが,絶版になっているため,より正確で新しい研究成果を踏まえた「新編日本古典文学全集」(小学館1994~2002年)を底本としました。文章だけでなく,漢字の読み方なども出典に即しています。

Q2
漢文の書き下し文の表記のしかたが,今までの教科書と変わったのはなぜですか。

書き下し文の一般的なルールは,以下のとおりです。

  • 送り仮名は平仮名で書く。
  • 日本語の助詞や助動詞に当たる漢字は平仮名で書く。
  • 読まない字(置き字)は表記しない。
  • 再読文字は,最初に読む部分を漢字で書き,二度目に読む部分は平仮名で書く。

高等学校の国語でも,このルールで学習します。

平成28年度版までの教科書では,以上の他に,副詞,形式名詞,補助動詞など現代文で平仮名表記の漢字も平仮名で表記していましたが,令和3年度版の教科書からは,高等学校への学習の接続をよりスムーズなものにするため,書き下し文の一般的なルールで表記することにしました。

Q3
2年「見えないだけ」の題名について,原題にある「少女*に」を割愛したのはなぜですか。

出典としている『ことばの冠』(花神社)の中では,「少女*に」という副題がつけられています。
中学2年生の実態を考えますと,関心が副題に向かい,この詩全体から受け取るイメージが狭まってしまうおそれがあります。また,「少女*」が誰か,という本質ではない研究がなされる可能性もあります。
この教材では,生徒が好きな表現を見つけ,声に出して読むことで詩を味わうことがねらいですので,著作権継承者と相談のうえ,副題は割愛させていただきました。