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1年下巻「いい こと いっぱい、一年生」

「こんな授業ができます!」 令和6年度版小学校国語

2026年2月13日 更新

菊地南央 郡山ザベリオ学園小学校教諭

1年下巻「いい こと いっぱい、一年生」の授業づくりのアイデアを紹介します。

わたしたちの 1ねんかんを つたえよう

単元観

本案では、2月末から3月に行われる授業参観を想定し、保護者向けの発表会を提案する。教科書122ページに書かれている、「友達に」という相手意識のほうが取り組みやすいが、友達と読み合う楽しみを最後まで取っておくために、児童間の協同が生じにくくなることがある。伝える相手を「家の人に」に変えることで、児童間の相談や、協力して活動する姿が期待できる。

  • 伝える相手を明確にすることで、目的に応じた書き方を考えられるようにする。
  • 読み手を「家の人」とし、伝える内容を「私たちの1年間」とすることで、学級全員がチームとなり、協力しながら学習に取り組むことができるようにする。
  • 既習事項を振り返りながら学習を進め、既習事項を文章にいかすことができるようにする。

単元の目標

経験したことと、それについて思ったことを整理し、順序立てて文章を書くことができる。

評価規準

◎「書くこと」において、自分の思いや考えが明確になるように、事柄の順序に沿って簡単な構成を考えている。[思B(1)イ]
○敬体で書かれた文章に慣れている。[知(1)キ]
○「書くこと」において、経験したことから書くことを見つけ、必要な事柄を集めたり確かめたりして、伝えたいことを明確にしている。[思B(1)ア]
○積極的に、楽しさや喜びを感じた経験を想起し、まとまりごとに順序立った文章を書こうとしている。[主体的に学習に取り組む態度]

単元の授業過程(全10時間)

学習活動

1

1

①写真、各教科の教科書、生活科カード、作品などを手がかりに、1年間を振り返る。
②教科書を読んで学習の見通しをもち、授業参観で、家の人に向けた「1年生のいいこと発表会」を行うことを確かめる。

2

2

①思い出を語り合い、家の人に紹介したいことを選ぶ。

3

②出来事について詳しく思い出し、「どんないいことがあったか」「そのときの様子(言った・言われた・聞こえた・見つけたなど)」「思ったこと」をメモに書き出す。

4・5

③メモを基に、3段落構成で文章を書く。
・教科書の作例を読み、3段落構成の文章を、順序に気をつけて書くことをつかむ。
T:幾つのまとまりに分かれていますか。
・メモから文章を作る方法について、板書で説明するだけでなく、下書きの用紙に留意事項を書き込んでおくとよい。
④書いた文章を自分で読み直したり、友達と読み合ったりして、よりよくする。
・推敲する際には、声に出して読むことで誤りや違和感に気づきやすくなることを伝える。
・「文字のかきかた」「『、』や『。』のつかいかた」「だんらく(まとまり)のわけかた」「かいわ文のかきかた」など、推敲の観点を板書しておくとよい。
・誤りがない場合は、もっとよくなるアドバイスを考えるよう伝えるとよい。
<評価のポイント>
※作例を参照したり、友達と確かめ合ったりすることで、順序立てて文章を書いている。

6・7

⑤清書をする。
・紙に書いたものを実物投影機でスクリーンに映す、プレゼンテーションソフトを用いて発表する、紙の表裏に絵と文章を書いて紙芝居のようにするなどの発表方法を想定して、清書用のフォーマットを準備しておく。
⑥絵や写真と合わせて、経験を報告する文章を完成させる。

3

8

①書いた文章を友達と読み合い、感想を交流する。
②「1年生のいいこと発表会」の練習をする。

9

③「1年生のいいこと発表会」をする。
④保護者からの感想をもらい、学習の振り返りをする。

10

⑤1年間の学習を振り返り、教科書136ページの「ひょうしょうじょう」を書く。

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