みつむら web magazine

5年「『子ども未来科』で何をする」

「こんな授業ができます!」 令和6年度版小学校国語

2026年1月16日 更新

中野裕己 新潟大学附属新潟小学校指導教諭

5年「『子ども未来科』で何をする」の授業づくりのアイデアを紹介します。

説得力のある提案をしよう

単元観

本単元では、実社会から課題(テーマ)を見いだし、それを解決する手だてとして、「子ども未来科」の学習内容を構想する。学習内容の構想にあたっては、情報の収集、整理・分析、まとめ・表現といった学習過程で進めることになる。いわば、探究的な学習を意識して進めることができる単元である。

  • 実社会の現状を表すデータや動画を提示して、課題意識をもたせる。
  • 探究的な学習(課題の設定、情報の収集、整理・分析、まとめ・表現)を意識して単元を構成する。
  • 事実を抜いて意見のみで構成したモデル原稿を考察し、事実として挙げるべき事柄を検討する。

単元の目標

話の説得力を高めるために、調査して分かった事実や自分の経験した事実と意見とを区別して、話を構成することができる。

評価規準

◎話し言葉と書き言葉との違いに気づいている。[知(1)イ]
◎「話すこと・聞くこと」において、話の内容が明確になるように、事実と感想、意見とを区別するなど、話の構成を考えている。[思A(1)イ]
○話の構成や展開、話の種類とその特徴について理解している。[知(1)カ]
○「話すこと・聞くこと」において、資料を活用するなどして、自分の考えが伝わるように表現を工夫している。[思A(1)ウ]
○必要な情報を集めたり、自身の経験を想起したりして、話の説得力を高めようとしている。[主体的に学習に取り組む態度]

単元の授業過程(全6時間)

学習活動

1

1

①題材「『子ども未来科』で何をする」について知る。
②環境保全、食品ロス、平和を守る、少子高齢化社会など、実社会についての現状を表すデータやニュースを見て、解決すべき課題を設定する。

2

2

①課題の解決策として「子ども未来科」の学習内容を構想し、スピーチメモを作成する。

3

②教科書のスピーチモデルと、事実を抜いて意見のみで構成したスピーチモデルとを比較して、事実を述べることのよさを捉える。
・事実を抜いたスピーチモデルを聞き、どのような課題に対して何を提案するのかを捉える。
・教科書のスピーチモデル(事実が含まれたもの)を聞き、先のスピーチモデルとの違いを確かめ、よさを話し合う。
T:先のスピーチとの違いは何ですか。どちらのスピーチのほうが、説得力があると感じましたか。
③自分のスピーチでは、どのような事実を述べるとよいか考える。
・解決すべき課題が同じ(似ている)子どもどうしで小グループをつくり、どのような事実を述べるとよいか話し合う。
・学習を振り返り、第4時に情報を収集する見通しをもつ。
<評価のポイント>
※教科書のスピーチモデルから、事実として述べられている内容を捉えている。
※自分の課題や提案に説得力をもたせるために、必要な情報を判断し、情報を収集する見通しをもっている。

4

④インターネットや図書などを活用したり、自身の経験を想起したりして、情報を収集する。
⑤収集した情報を事実として付け足して、スピーチメモを修正する。

3

5

①スピーチメモを基に、小グループでスピーチの練習をする。

6

②スピーチをして感想を伝え合う。
③スピーチを撮影した動画を見返して、話の構成や話し方を振り返る。

関連記事

記事を探す

カテゴリ別

学校区分

教科別

対象

特集