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第8回 美術室の外でも学びが続くように(竹中優香先生)

私の美術室

2025年4月7日 更新

全国の中学校・高等学校の先生に、美術室の工夫についてうかがいました。
360度写真で、実際に美術室を訪れたような臨場感が味わえます。

竹中優香先生(神奈川県茅ヶ崎市立萩園中学校)

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生徒が日常生活の中で、自分を表現しようとしたり、身の回りの商品や広告から美しさを見いだしたりするなど、美術室の外でも学びが広がるような授業をしたいと考えています。
そのために、美術室は、生徒が美術を身近に感じられるしかけを取り入れたり、いろいろな描画材に触れられる環境をつくったりすることを意識しています。

ここがポイント

「美術とは?」画像

美術室前の廊下には、「美術とは?」という問いに対する生徒の言葉が。昨年の卒業生が最後の授業で出した答えを展示したそうだ。

作品「紙の可能性」

「紙の可能性」をテーマに生まれた作品を、美術室前の廊下に展示。たった1枚の紙から広がる豊かな表現から、新たなひらめきが生まれそうだ。

ピクトグラム画像

生徒が授業で制作したピクトグラム。美術室の他にも、職員室や保健室など、さまざまな場所にピクトグラムが掲げられ、学校を訪れる人々を案内している。

多様な道具

生徒が手に取りやすいよう、大きな棚に、接着剤、色鉛筆など、多様な道具がそろえられている。使いたいものがあれば、ここから自由に選ぶことができる。

石膏像や植物

石膏像や植物などで、自由に飾られた空間。美術室の人気スポットの一つで、この場所を絵に描く生徒もいるそうだ。

保管場所

制作途中の作品やスケッチブックなどを保管する場所。「散らかっていますが、この場所は生徒の好きにさせています(笑)」と竹中先生。

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