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6年「『鳥獣戯画』を読む/発見、日本文化のみりょく」

「こんな授業ができます!」 令和6年度版小学校国語

2026年9月4日 更新

野村真一 関西学院初等部教諭

6年「『鳥獣戯画』を読む/発見、日本文化のみりょく」の授業づくりのアイデアを紹介します。

日本文化のみりょくをプレゼンテーションしよう

単元観

「『鳥獣戯画』を読む」には、読み手に語りかけたり、体言止めを用いたりするなど、読者を引き付けるための工夫がある。この工夫をいかし、日本文化の魅力を伝えるプレゼンテーション動画を作成する。その際、調べたことをただ説明するだけでなく、何におもしろさを感じたのか、どのように考えたのかを、子どもたちが自分の言葉で伝えられるようにすることを大切にしたい。また、動画にすることで、他学年や海外を含めた他校に発信することもできる。

題材・言語活動の変更のポイント

  • 「『鳥獣戯画』を読む」の筆者の工夫を、プレゼンテーションにいかす。
  • TEDなどで、魅力的なプレゼンテーションを見せる。

単元の目標

筆者の工夫をいかして、日本文化の魅力を伝えるプレゼンテーション動画を作ることができる。

評価規準

◎比喩や反復などの表現の工夫に気づいている。[知(1)ク]
◎「書くこと」において、目的や意図に応じて簡単に書いたり詳しく書いたりするとともに、事実と感想、意見とを区別して書いたりするなど、自分の考えが伝わるように書き表し方を工夫している。[思B(1)ウ]
◎「読むこと」において、目的に応じて、文章と図表などを結び付けるなどして必要な情報を見つけたり、論の進め方について考えたりしている。[思C(1)ウ]
○日常的に読書に親しみ、読書が、自分の考えを広げることに役立つことに気づいている。[知(3)オ]
○「話すこと・聞くこと」において、資料を活用するなどして、自分の考えが伝わるように表現を工夫している。[思A(1)ウ]
○「読むこと」において、事実と感想、意見などとの関係を叙述を基に押さえ、文章全体の構成を捉えて要旨を把握している。[思C(1)ア]
○進んで教材文からプレゼンテーションにいかせる工夫を見つけ、それをいかして動画を作ろうとしている。[主体的に学習に取り組む態度]

単元の授業過程(全10時間)

次 時 学習活動

1

1・2

①教材文を読み、感想を伝え合う。
②教材文の文章構成を捉える。

2

3

①筆者の表現の工夫を見つけて、整理する。
T:筆者は、自分の考えを伝えるために、どんな工夫をしていますか。
C:文章の始まりが、実況中継みたいで、思わず読みたくなります。
C:「どうだい。」など、読む人に語りかける表現がたくさんあります。

4・5

②筆者の工夫をいかして、日本文化の魅力を伝えるプレゼンテーション動画を作ることを確認する。
③さまざまなプレゼンテーション動画を視聴し、工夫を見つける。
・伝え方に工夫があると感じた動画を子どもたちに紹介してもらったり、著名人のプレゼンテーションの動画を見せたりして、魅力的な動画の工夫を挙げさせる。
T:これらの動画の伝え方には、どんなよいところがありますか。
C:写真から始まると、印象的で、続きが気になります。
C:身近なことにたとえていると、分かりやすいです。
C:資料には、いちばん大事な言葉だけが書かれているほうが見やすいです。
・伝え方、資料の見せ方などの観点を設けて、見つけた工夫を整理するとよい。
・動画を視聴して見つけた工夫と、教材文の筆者の工夫との共通点を取り上げ、筆者の工夫がプレゼンテーションにもいかせることを確認する。

3

6・7

①関心のある日本文化について、資料を収集する。
②調べたことの中から、伝えたいことを決める。

8・9

③プレゼンテーションの構成を考え、原稿や資料を作る。
・調べたことだけでなく、自身の経験などを踏まえた考えを入れることを意識させる。
・自身の経験がない場合は、その場に行ったり、インターネットなどを通して触れたりすることを促し、経験を作ることができるようにする。
④作成した原稿を基に、2分程度のプレゼンテーション動画を作成する。
・動画は、プレゼンテーションしている様子をタブレット端末などで撮影して作成する。実態に応じて、動画編集ソフトを使ってもよいが、動画を凝ったものにすることが目的にならないように留意する。
・原稿を読み上げるだけにならないよう、プレゼンテーション用のメモを作ったり、原稿の筋を覚えたりするよう促すとよい。
・子どもたちどうしで作成中の動画を共有する時間を設けると、友達の工夫を参考にして進めることができる。

10

⑤作成したプレゼンテーション動画をクラスで鑑賞し、感想を話し合う。
⑥単元の振り返りを行う。

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