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4年下巻「未来につなぐ工芸品/工芸品のみりょくを伝えよう」

「こんな授業ができます!」 令和6年度版小学校国語

2024年9月20日 更新

4年下巻「未来につなぐ工芸品/工芸品のみりょくを伝えよう」の授業づくりのアイデアを紹介します。

中心となる語や文を見つけて要約し、調べたことを書こう

単元観

説明文の学びを、書く活動につなげやすい単元となっている。具体的には、筆者が伝えようとしていることを捉える活動が、自分が伝えたいことを考えることにつながったり、筆者が伝えたいことを伝えるために講じた工夫を、自分が書く際の工夫にしたりすることができる。何を伝えるのか、どのように伝えるのかを学びやすいいっぽうで、「伝えたい」という思いをもてるようにするための手立てが、教師に求められる単元ともいえる。

単元の指導目標

◎自分の考えとそれを支える理由や事例との関係を明確にして、書き表し方を工夫することができる。[思B(1)ウ]
◎目的を意識して、中心となる語や文を見つけて要約することができる。[思C(1)ウ]
○幅広く読書に親しみ、読書が、必要な知識や情報を得ることに役立つことに気づくことができる。[知(3)オ]
○積極的に、中心となる語や文を見つけて要約したり、自分の考えとそれを支える理由や事例との関係を明確にして、書き表し方を工夫したりして、学習の見通しをもって調べて分かったことをまとめようとする。[学びに向かう力、人間性等]

単元の授業過程(全12時間)

学習活動 評価規準と評価方法
1 1 ①読むことの学習を、書く活動につなげていくことを共有する。
②「未来につなぐ工芸品」を読み、「問いをもとう」「目標」を基に学習計画を立てる。
※今後の学習につなげるため児童を見取り、指導にいかす評価を行う。
2 2~5 ①筆者の伝えたいことは何かを考えながら読み、文章の構成を捉える。
②まとまりごとに中心となる語や文を確かめ、それを用いて文章全体を要約する。
③自分の立てた「問い」について、自分なりの考えを表現する。
【思C】目的を意識して、中心となる語や文を見つけて要約している。[記述]
【態】積極的に中心となる語や文を見つけて要約し、学習の見通しをもって自分の考えをまとめようとしている。[観察・記述]
3 6~10 ①説明文の学びを振り返り、書く活動の見通しをもつ。
②自分が決めた「テーマ」について調べ、分かったこと、考えたことを整理する。
③学びをいかして書く活動を行う。
【思B】自分の考えとそれを支える理由や事例との関係を明確にして、書き表し方を工夫している。[観察・記述]
【態】積極的に自分の考えとそれを支える理由や事例との関係を明確にして書き表し方を工夫し、学習の見通しをもって調べて分かったことをまとめようとしている。[観察・記述]
4 11・12 ①書いたものを共有する。
②単元の振り返りを行う。
【知】幅広く読書に親しみ、読書が必要な知識や情報を得ることに役立つことに気づいている。[発言・記述]

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