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2年下巻「紙コップ花火の作り方/おもちゃの作り方をせつめいしよう」

「こんな授業ができます!」 令和6年度版小学校国語

2024年9月6日 更新

大村幸子 お茶の水女子大学附属小学校教諭

2年下巻「紙コップ花火の作り方/おもちゃの作り方をせつめいしよう」の授業づくりのアイデアを紹介します。

せつめいのしかたに 気をつけて読み、それをいかして書こう

単元観

本単元は、教材文を読み、説明の工夫を見つけ、その学びをいかして、おもちゃの作り方を説明する文章を書くという複合単元である。

おもちゃの作り方を説明するためには、材料・作り方・遊び方などの情報が必要であり、特に、作り方の手順を分かりやすく書くことが求められる。おもちゃの作り方を分かりやすく説明するという目的意識をもって、教材文の説明のしかたや書き方の工夫について考えようとしたり、学んだことをいかして自分の文章を書こうとしたりする、主体的で深い学びを目指したい。

単元の指導目標

◎共通、相違、事柄の順序など情報と情報との関係について理解することができる。[知(2)ア]
◎語と語や文と文との続き方に注意しながら、内容のまとまりが分かるように書き表し方を工夫することができる。[思B(1)ウ]
◎文章の中の重要な語や文を考えて選び出すことができる。[思C(1)ウ] 
〇身近なことを表す語句の量を増し、話や文章の中で使うことで、語彙を豊かにすることができる。[知(1)オ]
〇時間的な順序や事柄の順序を考えながら、内容の大体を捉えることができる。[思C(1)ア]
〇進んで、事柄の順序を説明する文章を読んで説明の工夫を知り、書き方の工夫を考えておもちゃの作り方を書き表そうとする。[学びに向かう力、人間性等]

単元の授業過程(全14時間)

学習活動 評価規準と評価方法
1 1~2 ①これまでに作ったことのあるおもちゃについて話し合う。
②教材文の範読を聞き、実際に紙コップ花火を作る。
③P41を基に学習課題を設定し、学習計画を立てる。
 
2 3~6 ①P46「といをもとう」「もくひょう」を基に、学習のめあてを確かめ、文章全体を読む。
②文章の構成を確かめる。
③紙コップ花火を作るときに注目した言葉や文を交流する。
④それぞれの写真が、文章のどの部分を指しているかを考える。 
⑤分かりやすく説明するための筆者の工夫を見つけ、交流し、自分が使ってみたい工夫は何かを考える。
⑥学習を振り返る。 
【知】共通、相違、事柄の順序など情報と情報との関係について理解している。[発言・記述]
【思C】時間的な順序や事柄の順序を考えながら、内容の大体を捉えている。[発言・記述]
【思C】文章の中の重要な語や文を考えて選び出している。[発言・記述]
【態】進んで、事柄の順序を説明する文章を読み、学習課題に沿って、説明の工夫を知ろうとしている。[観察・発言]
3 7~14 ①P48「といをもとう」「もくひょう」を基に、学習のめあてを確かめ、説明するおもちゃを決める。
②おもちゃを作るために必要な材料と道具を書き出す。
③文章全体の組み立てと、説明する順序を考える。
④おもちゃの作り方を説明する文章を書く。
⑤書いた文章を読み合い、感想を交流する。
⑥P50-51「たいせつ」「いかそう」を基に、学習を振り返る。
【知】身近なことを表す語句の量を増し、話や文章の中で使うことで、語彙を豊かにしている。[記述]
【思B】語と語や文と文との続き方に注意しながら、内容のまとまりが分かるように書き表し方を工夫している。[記述]
【態】粘り強く、書き方の工夫を考え、学習課題に沿って、おもちゃの作り方を書き表そうとしている。[観察・記述]

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