みつむら web magazine

1年上巻「つぼみ」

「こんな授業ができます!」 令和6年度版小学校国語

2024年5月31日 更新

櫛谷孝徳 相模原市立清新小学校教諭

1年上巻「つぼみ」の授業づくりのアイデアを紹介します。

つぼみはかせになろう

単元観

1年生にとって初めての説明文は、花のつぼみを題材にしている。子どもたちは、生活科の学習であさがおなどの植物を育てている。毎日水をやったり、様子を観察したりして、その成長を楽しんでいることだろう。まさに、最初に読む説明文として子どもたちに身近な教材である。

本単元で、子どもたちは説明文の基本的な文章形式である「問い」と「答え」を学ぶ。ただし、単にその形式や学習用語を教え込むのではなく、子どもたちが「問い」と「答え」で書かれるよさを実感することが大切である。そのため、本教材はページ構成が工夫されており、「これは、なんのつぼみでしょう。」という「問い」の後にページをめくって「答え」が書かれている。まさにクイズのようであり、子どもたちは早くページをめくりたくなるに違いない。また、説明文は文章だけでなく、写真の使われ方も重要である。写真があるからこそ、子どもたちはその花のイメージがわき、文章と写真を一体として捉えるのである。

本案では単元名を「つぼみはかせになろう」とし、すみれのつぼみの説明文を書く言語活動を設定している。子どもたちが、「つぼみを伝える文章を書いてみたい!」という気持ちが高まるように学習を展開することが大切である。

単元の指導目標

◎3種類のつぼみの順序を考えながら文章を読み、内容の大体を捉えることができる。[思C(1)ア]
○「問い」と「答え」の文から、主語と述語の関係に気づくことができる。[知(1)カ]
○「問い」と「答え」という文章形式を意識して、音読することができる。[知(1)ク]
○「問い」と「答え」に当たる文を考えて、選び出すことができる。[思C(1)ウ]
○進んで順序を考えながら文章を読み、内容の大体を捉え、すみれのつぼみを説明する文章を書いて友達に伝えようとする。[学びに向かう力、人間性等]

単元の授業過程(全8時間)

学習活動 評価規準と評価方法
①教科書の3枚のつぼみの写真を提示し、気づいたことを話し合う。
②教師の範読を聞き、内容の大体を知る。
○教師の範読を聞いて、内容の大体を知り、今後の学習の見通しをもっている。[発言]
2~6 ①3種類の花のつぼみとの名前を確認する。
②どのような順序で書かれているかを確認する。
③それぞれのつぼみについて「問い」と「答え」を見つけ、内容を読み取る。
④「答え」の後には、どのようなことが書かれているかを読み取る。
⑤教科書の文章と「問い」がない文章を比べて、「問い」があるよさを捉える。
⑥「答え」の位置を変えて提示し、「問い」のすぐ後に「答え」があるよさを捉える。
⑦「問い」と「答え」という文章形式を確かめながら、音読する。
【思C】3種類のつぼみの順序を考えながら文章を読み、内容の大体を捉えている。[本文と写真の対応についての発言]
【思C】「問い」と「答え」に当たる文を考えて、選び出している。[サイドライン]
【知】「問い」と「答え」の文から、主語と述語の関係に気づいている。[ワークシート]
【知】「問い」と「答え」という文章形式を意識して、音読している。[音読]
7・8 ①すみれのつぼみを説明する文章を作る。
②完成した文章を友達と読み合う。
③学習全体を振り返る。
【態】進んですみれのつぼみを説明する文章を書き、友達に伝えようとしている。[ワークシート・行動観察]

関連記事

記事を探す

カテゴリ別

学校区分

教科別

対象

特集