
空を見上げてみよう
2021年11月16日 更新
山中 勉 宇宙航空エンジニア
山中勉さんが各地で行っている出前授業の様子や、生徒が紡いだ五・七・五の言葉をご紹介します。
連句集の編纂が全て完了いたしました!
星友のみなさん、こんにちは。お元気ですか? IHIの山中です。星友から星友へあてたエール(連句集)が完成しました。
今年度も盛況で、8の国や地域から29の小・中学校、高等学校がご参加されました。
子どもたちが紡いだ言葉は、3745句(上の句:1628句、下の句:2117句)25万文字(メッセージ)に及びます。
また、全ての参加校がひとつの土俵で連句づくりを楽しまれました(昨年度は3つに分かれての連句創りでした)。
コロナ禍に加え、自然災害などの辛い状況を日本語(5・7・5+7・7)で励まし合いながら、みんなで乗り越える場としても機能し始めている様子が観察されました。
うれしいことに、コロナウイルス終息を予感させるエールも交換されはじめています。冒頭の連句はそのひとつ、こんにちはさん(福岡雙葉小学校6年) と、ゆーまさん(ヒューストン日本語補習校 中1)の作品です。ぜひ連句集をご一読ください。
皆さんのエールは、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟へ打ち上げます(来年2月ごろを予定)。限定記念品も準備しています。楽しみにお待ちください。
どうぞ素敵な思い出をおつくりください。おからだを大切に。
「地球人のあいさつ2021」連句集
山中勉(やまなか・つとむ)
1958年、東京都生まれ。宇宙航空システムエンジニア。(株)IHIエアロスペースにて宇宙航空事業や国際宇宙ステーション(ISS)の一般利用を発案し実証。宇宙航空研究開発機構(JAXA)主幹研究員、日本宇宙フォーラム主任研究員を経て、2013年より(株)IHIで社会貢献活動としてISSを利用した学校授業を共創している。
東日本大震災では宮城県女川町や各地の学校での出前授業を行い、五・七・五の言葉などの作品をISSに届ける活動を続けている。