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第23回 オラ・ケタル 早くみんなと 笑いたい

空を見上げてみよう

2023年1月10日 更新

山中 勉 宇宙航空エンジニア

山中勉さんが各地で行っている出前授業の様子や、生徒が紡いだ五・七・五の言葉をご紹介します。

オラ・ケタル 早くみんなと 笑いたい

オラ・ケタル 早くみんなと 笑いたい
ミニオンラバー(マドリッド補習授業校、小4)

希望の「きらめき」 夜空みあげて
なっちゃん(日高市立武蔵台中学校、中3)

※「オラ・ケタル(hora ¿Qué tal?)」:スペイン語で「やあ、元気?」という意味です。

あけましておめでとうございます

星友のみなさん、あけましておめでとうございます。お元気ですか? IHIの山中です。

DXを活用した宇宙連句づくりの可能性を、国内外の星友(学校)と探究しています。今回は、日高市立武蔵台中学校との探究事例をご紹介いたします。

日高市立武蔵台中学校は、2020年から宇宙連句づくりに参加され、私たちを励ましてくれている星友です。
その武蔵台中学校が、今年度末に閉校となり、来年度からは新しい義務教育学校へ生まれかわる予定とこのことです。それに伴い校歌も変わるそうです。寂しいですね。
そこで、校歌の歌詞からお気に入りの言葉を引いて(選んで)、下の句を詠むという創作活動に、みんなで挑戦しました。
タイトルの連句はその作例です。「きらめき」が校歌の歌詞です。武蔵台中学校の「こころ」(校歌の歌詞)が、タンポポの綿毛のように、風にのり、マドリッドの星友へ、世界の星友へ、そして星友から星友へと、きっと広まることでしょう。ワクワクしますね。
武蔵台中の皆さま、新しい学校からも、引き続きご参加ください。待っています!

武蔵台中出前授業
オンライン出前授業の様子。左上が秋馬 信之 校長先生、その右が町田 千尋 先生。

武蔵台中学校の秋馬校長先生は、一足先に小中一貫校に生まれ変わった女川町立女川小学校・中学校へ連句をつけてくださいました。

大空に この手をのばして 飛び出そう
えのきのきのき(女川町立女川小学校・中学校、中1)

空の彼方に 「未来」の星屑
ピアノマン(日高市立武蔵台中学校、校長)

山中勉(やまなか・つとむ)

1958年、東京都生まれ。宇宙航空システムエンジニア。(株)IHIエアロスペースにて宇宙航空事業や国際宇宙ステーション(ISS)の一般利用を発案し実証。宇宙航空研究開発機構(JAXA)主幹研究員、日本宇宙フォーラム主任研究員を経て、2013年より(株)IHIで社会貢献活動としてISSを利用した学校授業を共創している。
東日本大震災では宮城県女川町や各地の学校での出前授業を行い、五・七・五の言葉などの作品をISSに届ける活動を続けている。NASA主催の会議で公表した資料は、こちらから

平成28年度版 中学校国語教科書1年所収「空を見上げて」

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