
うれしい学び
2024年10月24日 更新
かおりんごむし イラストレーター
イラストレーターのかおりんごむしさんが、日常の中で目にした二人のお子さんの“学びの姿”をご紹介します。
第20回 運動会へのいきごみ





家族みんなで車でお出かけしていたとき、娘が小学校3年生の運動会のときに使われていた曲が流れました。
「あのときは大変やったんやから~」と、娘がそのときの話をしてくれました。
夏休みの宿題として出された「あやとび」。
クラスでもそのときはほとんどの子ができなかったようでした。
「これは、めちゃがんばらな!」と思った娘は、夏休み中、毎日公園に行くようになりました。
大好きなブランコにも乗らず、なわとびの練習だけをしていました。
雨の日は、家の玄関の前で練習しました。
手のひらにたくさんマメを作ってがんばりました。
そして、「あやとび」ができるようになりました!
しかし運動会当日、つまずいて転んでしまい、とても悔しい思いをしたようでした。
「どうしてあのとき、こけてしまったんやろう」
「悔しい」
それ以来、毎年、運動会の練習が始まると、その気持ちを思い出すようです。
「悔しかったから、次の運動会はがんばろう!って思うねん」と教えてくれました。
ずっとその気持ちをもち続ける娘に、私は「すごい!」と感心しています。
10月は運動会本番!
娘のがんばりをしっかり目に焼きつけたいと思います。
かおりんごむし
イラストレーター
京都府在住。息子、娘、夫との4人暮らし。日々のほっこり&小さな幸せを漫画にして、ブログ・SNSやWeb記事などで公開している。創作のテーマは「1日1日大切に過ごしたい」。
ブログ:かおりんごむしのほっこりブログInstagram:@kaoringomushi
Twitter:@kaoringomushi