うれしい学び
2024年11月21日 更新
かおりんごむし イラストレーター
イラストレーターのかおりんごむしさんが、日常の中で目にした二人のお子さんの“学びの姿”をご紹介します。
第21回 ずうっと、ずっと、大すきだよ
小学校1年生の国語の教科書に載っている「ずうっと、ずっと、大すきだよ」というお話。
すごく印象に残っています。
当時の息子もすごく印象に残ったようで、お話を読み終わってから、私に
「ずうっと、ずっと、大すきだよ」
と言ってくれるようになりました。
1年生の息子がお話をしっかり理解して、私に伝えようと思ってくれたことは、とてもうれしい出来事でした。
それから息子は、音読の宿題でたくさんのお話を読んでくれましたが、このお話のことは忘れることなく
「ずうっと、ずっと、大すきだよ」
と言ってくれて、6年生の頃には
「だって、いつ言えへんようになるか、わからへんから」
という言葉も一緒に言ってくれるようになりました。
お話への理解が、成長と共に深まったのを感じて、感動しました。
今、息子は中学生になりました。
けんかしたときや、ちょっと気まずいときに、
「ずうっと、ずっと、大すきだよ」
と言ってくれることが多くなりました。
少し、「ごまかされてる(笑)!?」と思ってしまったりもするのですが、息子の言ってくれた言葉を思い出して、
「お母さんも、大すきやで」
と返しています。
とてもうれしい時間です。
私と息子の、忘れられない大切なお話です。
かおりんごむし
イラストレーター
京都府在住。息子、娘、夫との4人暮らし。日々のほっこり&小さな幸せを漫画にして、ブログ・SNSやWeb記事などで公開している。創作のテーマは「1日1日大切に過ごしたい」。
ブログ:かおりんごむしのほっこりブログInstagram:@kaoringomushi
Twitter:@kaoringomushi
- このシリーズの目次へ
- 前の記事
-
次の記事