視覚の共振

視覚の共振の表紙

発売中

2019年4月20日 発売

勝井三雄 著

定価:3,300円 / A4変型判、288ページ / ISBN978-4813801092

日本を代表するグラフィック・デザイナーの勝井三雄氏。その60 年余にわたる活動の集大成を紹介します。

内容紹介

勝井三雄氏は、現代に至る戦後日本のデザイン史のなかで大きな業績を残し、今なお現役として、新たな視覚世界への挑戦を続けるデザイナーです。

主な専門領域はポスターなど二次元のグラフィックですが、その枠組みにとらわれることなく、エディトリアル、CI、サイン、ディスプレイ、空間構成ほか、幅広くアートディレクションに携わり、多様な表現を追求してきました。

企業の広報を担うデザイナーを皮切りに、フリーランスとして制作に取り組むようになってからは、時代を牽引するデザインの動向と密接に関わり、多様な領域のクリエイターとの協働を展開しました。その活動には、東京オリンピック(1964 年)、日本万国博覧会、沖縄国際海洋博覧会、国立民族学博物館、国立民族学博物館、国際科学技術博覧会、国際花と緑の博覧会などの仕事も含まれます。

早くからコンピュータ・グラフィックスと先進的な印刷技術の開拓に関心を持ち、そのかたわら、「色と視覚」に関するデザイン理論を実践的に構築しつつ、美術大学で次世代の指導にも力を尽くしました。

本書は勝井三雄氏の60 年余の活動を、「時代」「デザイン」「人物」などの観点からも把握できる構成をとっており、そしてもちろん、美しい作品集です。

画像、マイシャと精霊の木
P.34-35
画像、マイシャと精霊の木
P.200-201

著者プロフィール

勝井三雄(かつい・みつお)

グラフィックデザイナー。武蔵野美術大学名誉教授、日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)理事。1931年東京都生まれ。55年、東京教育大学(現・筑波大学)教育学部芸術学科卒業。56年、同大学・構成学専攻科(大学院)修了、味の素広告制作室に入社。61年、勝井デザイン事務所を設立。63年、東京オリンピック組織委員会デザイン室に参加。66年、東京造形大学助教授に就任。70年、大阪万博でアートディレクターを務める。87年、武蔵野美術大学客員教授、93年、主任教授に就任(~2002年)。15~16年、東京オリンピック・パラリンピック2020エンブレム委員会のメンバーとして選考に携わる。光村図書高等学校『美術』編集委員・アートディレクター。

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