生年月日から算出した結果は…
1999(平成11)年4月 小学校入学
2005(平成17)年4月 中学校入学
でした。
7月、西日本豪雨(平成30年7月豪雨)が発生。
9月、北海道胆振東部地震発生。
本庶佑氏が、ノーベル生理学・医学賞受賞。
あなたと同じ学年の方が使っていた教科書はこちらです。
- 下記は、一般的な小学校入学年から算出した結果です。
小学校 1999(平成11)年4月〜2005(平成17)年3月
1年 1999(平成11)年度
こくご(かざぐるま/ともだち)
【主な収録教材】
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はなのみち 岡 信子
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くじらぐも 中川李枝子
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ずうっと、ずっと、大すきだよ ハンス=ウィルヘルム/久山太市 訳
2年 2000(平成12)年度
こくご(たんぽぽ/赤とんぼ)
【主な収録教材】
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ふきのとう 工藤直子
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スイミー レオ=レオニ/谷川俊太郎 訳
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お手紙 アーノルド=ローベル/三木 卓 訳
3年 2001(平成13)年度
国語(わかば/あおぞら)
【主な収録教材】
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きつつきの商売 林原玉枝
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ちいちゃんのかげおくり あまんきみこ
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モチモチの木 斎藤隆介
4年 2002(平成14)年度
国語(かがやき/はばたき)
【主な収録教材】
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白いぼうし あまんきみこ
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一つの花 今西祐行
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ごんぎつね 新美南吉
5年 2003(平成15)年度
国語(銀河)
【主な収録教材】
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たずねびと 朽木 祥
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やなせたかし――アンパンマンの勇気 梯 久美子
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大造じいさんとガン 椋 鳩十
6年 2004(平成16)年度
国語(創造)
【主な収録教材】
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帰り道 森 絵都
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『鳥獣戯画』を読む 高畑 勲
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狂言 柿山伏

はなのみち
岡 信子
冬のある日、くまさんが見つけた袋の中には、何かがたくさん入っていました。これが何か知りたいと思ったくまさんは、袋を持って、丘の上のりすさんの家までききに行きました。ところが、りすさんの家に着いて袋の中を見ると、何も入っていませんでした。袋に穴が開いていて、道々、そこから中身がこぼれていたのです。
季節が巡って春。くまさんが中身をこぼしながら歩いた跡には花が咲きました。花の一本道ができました。

くじらぐも
中川李枝子
1年2組の子どもたちが学校の校庭で体操をしているとき、空に現れたのは、大きな雲のくじら。子どもたちに合わせて体操やかけ足をするその姿を見て、みんなは、「くじらはきっと学校が好きなんだ」と考えます。
「ここへ おいでよう。」と誘うと、「ここへ おいでよう。」と誘い返すくじらの言葉を聞いて、子どもたちはみんなで手をつなぎ、くじらに向かってジャンプをし始めます。「天まで とどけ、一、二、三。」というかけ声とともに――。
ずうっと、ずっと、大すきだよ
ハンス=ウィルヘルム/久山太市 訳
エルフは「ぼく」のうちの犬。家族みんな、エルフが大好きだったけど、誰もエルフに好きとは言わなかった。言わなくてもわかると思っていたんだろう。でも「ぼく」だけは寝る前に必ず「エルフ、ずうっと、大すきだよ。」と言ってやった。
時がたってエルフは年を取り、ある朝、死んでいた。「ぼく」は悲しくてたまらなかったけど、毎晩「大すき」と言ってやっていたから、いくらか気持ちが楽だった。
いつかまた他の犬や子猫を飼っても、きっと毎晩言ってやろうと、「ぼく」は思う。「ずうっと、ずっと、大すきだよ」と。

ふきのとう
工藤直子
夜が明けました。竹やぶの中、ふきのとうが雪の下に頭を出して、雪をどけようとふんばっています。雪も、早く解けて水になりたいけれど、竹やぶの陰になってお日さまが当たりません。竹やぶが揺れて踊れば日が当たるのですが、春風が寝坊しているのです。
空の上でお日さまが笑いました。「おうい、はるかぜ。おきなさい。」春風は大きくあくびをし、胸いっぱいに息を吸い、ふうっと息を吐きました。
春風に吹かれて竹やぶが揺れ、雪が解けて水になり、ふきのとうが、もっこりと顔を出しました。春です。
スイミー
レオ=レオニ/谷川俊太郎 訳
広い海に小さな魚のきょうだいたちが暮らしていた。みんな赤いのに、スイミーだけは真っ黒。ある日、恐ろしいまぐろが赤い魚たちを一口で飲み込んだ。逃げたのはスイミーだけだった。
怖く、寂しかったけれど元気を取り戻したスイミーは、きょうだいとそっくりの赤い魚たちに出会う。でも魚たちは、大きな魚を怖がって岩陰から出てこない。そこでスイミーは思いつく。みんなで1匹の魚のふりをすることを。「ぼくが、目に なろう。」小さな赤い魚が集まって、大きな魚みたいに一緒に泳ぐ。黒い目はスイミー。そうして、大きな魚を追い出した。
お手紙
アーノルド=ローベル/三木 卓 訳
がまくんは、一度もお手紙をもらったことがありません。玄関の前でお手紙を待つ時間が、一日のうちの悲しい時です。それを知ったかえるくんは、大急ぎでがまくんにお手紙を書き、かたつむりくんに配達を頼みました。
そして、待つことに飽きて昼寝していたがまくんに、自分がお手紙を出したことを伝えます。かえるくんがお手紙になんと書いたのかを聞いて、がまくんは言います。「とても いいお手紙だ。」二人は並んで玄関に座り、幸せな気持ちで待ちました。

きつつきの商売
林原玉枝
きつつきが「おとや」という店を開きました。すてきな音を四分音符1個につき100リルで売っています。野うさぎが注文したのは、ぶなの音。きつつきがぶなの幹をくちばしで力いっぱいたたくと、その音はコーンと森にこだましました。
森に雨が降り始め、きつつきは新しいメニューを思いつきます。そこへやって来た野ねずみの家族が、できたてメニューを注文しました。目を閉じると、いろんな水音が一度に聞こえてきました。みんなにこにこ、特別メニューの雨の音に包まれました。
ちいちゃんのかげおくり
あまんきみこ
空襲から逃げる中、お母さんとお兄ちゃんと、はぐれてしまったちいちゃん。翌朝、帰ると、家は焼け落ちていました。独りぼっちでずっと待ちますが、誰も帰ってきません。ちいちゃんは一人で「かげおくり」を始めます。10数える間、影ぼうしを見つめてから空を見上げると、白い影がそっくり空にうつって見える――それは、お父さんの出征前日に家族4人でした遊びでした。
数えるうちに、家族の声が聞こえだしました。ちいちゃんの体がすうっと透き通って空に吸い込まれると、空色の花畑の中、ちいちゃんは家族の姿を見つけて走りだしました。

モチモチの木
斎藤隆介
じさまと二人暮らしの豆太は、夜中に一人で便所にも行けない臆病者。大きなモチモチの木が怖いのだ。
霜月二十日の晩は、モチモチの木に灯がともるという。勇気のある一人の子どもしか見ることができない、山の神様のお祭りだ。その晩、じさまがひどい腹痛になり、豆太は裸足で医者をよびに走った。痛くて寒くて怖くて、泣き泣き山道を走った。大好きなじさまのために。そして、モチモチの木に灯がともるのを見た――。
翌朝、元気になったじさまは豆太に言った。「人間、やさしささえあれば、やらなきゃならねえことは、きっとやるもんだ。」
白いぼうし
あまんきみこ
6月の初めの暑い日、タクシー運転手の松井さんは、道端に置かれたかわいい白い帽子を見つけます。車を降りてつまみ上げると、中からモンシロチョウが飛び出しました。チョウを捕まえた帽子の持ち主ががっかりしないように、松井さんは、いいにおいの夏みかんに帽子をかぶせておきました。
車に戻ると、道に迷った女の子が後ろのシートに座っています。ところが走るうちに、女の子はいつの間にか消えていました。たんぽぽの咲く野原をたくさんの白いチョウが飛んでいます。「よかったね。」「よかったよ。」という小さな声が聞こえてきました。

一つの花
今西祐行
ゆみ子が最初にはっきり覚えた言葉は「一つだけちょうだい。」でした。戦争中、おなかがすいて食べ物を欲しがるゆみ子に、お母さんは「一つだけよ。」と自分の分から分けてくれます。お父さんは、この子は一生、一つだけの喜びすらもらえないかもしれないと、ため息をつきました。出征の日、お父さんは「一つだけのお花、大事にするんだよう――。」と言って、泣きだしたゆみ子をあやすため、一輪のコスモスの花を渡しました。
10年後、お母さんとゆみ子が暮らす小さな家は、コスモスの花でいっぱいに包まれています。
ごんぎつね
新美南吉
独りぼっちの小ぎつね、ごんは、母と二人暮らしの兵十(ひょうじゅう)が捕まえたうなぎを逃がしてしまいます。葬式を見て、兵十の母の死を知ったごんは、うなぎの償いに、栗や松たけを兵十の家に毎日届けるようになりました。
ところが、いたずらをしに来たと思った兵十は、ごんを火縄銃で撃ってしまいます。土間の栗を見た兵十は、びっくりしてつぶやきます。「ごん、おまいだったのか、いつも、くりをくれたのは。」ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなずくのでした。
たずねびと
朽木 祥
「さがしています」という大きな文字の下に、たくさんの名前。それは原爆で亡くなった人の遺族を探す『原爆供養塔納骨名簿』のポスターだった。綾はそこに自分と同じ名前と年齢の「楠木アヤ(十一さい)」を見つける。何十年も前から探しているなんて。どうして誰もこの子のことを覚えていないんだろう。
休みの日、綾はお兄ちゃんと二人で広島に向かう。平和記念資料館で見たものは、信じられないことばかりだった。そして原爆供養塔で被爆者のおばあさんと出会い――もう一人のアヤを訪ねる綾の、世界の見え方が変化していく。

大造じいさんとガン
椋 鳩十
大造じいさんが若い頃のお話です。冬、栗野岳のふもとの沼地には、たくさんのガンがやって来ます。猟師の大造じいさんは、ガンをしとめようと知恵を絞りますが、毎年、群れの頭領である残雪に見破られてしまいます。
ある年、おとりに使ったガンがハヤブサに襲われたとき、身を挺してそれを助けたのは残雪でした。その堂々とした態度に心打たれた大造じいさんは、残雪の手当てをして、次の春に空へと放したのです。「おうい、ガンの英雄よ。」「また堂々と戦おうじゃあないか。」そうよびかける大造じいさんの顔は、晴れ晴れとしていました。
狂言 柿山伏
出羽の羽黒山で修行を終えた山伏が、国に帰る旅の途中。人家の庭になる柿を落とそうと、「えいえい、やっとな。」と言いながら、刀や石で落として食べているところに、柿主が登場。柿主は、柿を取ったのはカラスだ、サルだ、トビだと言い、見つかりたくない山伏にそのまねをさせて、からかう。高い所から飛び下りて腰を打った山伏を捨ておいたほうがよいと考えた柿主は、山伏を置いて去ってしまう。柿主を追って「やるまいぞ(逃がさないぞ)。」と言いながら、山伏も退場する。
中学校 2005(平成17)年4月〜2008(平成20)年3月
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