空を見上げてみよう
2022年2月22日 更新
山中 勉 宇宙航空エンジニア
山中勉さんが各地で行っている出前授業の様子や、生徒が紡いだ五・七・五の言葉をご紹介します。
みんなの星がうまれました!
がんばろう 声をそろえた 君と私 シャーペン(女川中、中3)
星友のみなさん、こんにちは。おかわりありませんか? IHIの山中です。
みなさんの想いを収録したメモリカードを搭載した、シグナス宇宙船(NG17)が、2022年2月20日未明(日本時間)、米国バージニア州から無事打ち上がりました。
シグナス宇宙船は、翌日の21日夕方(日本時間)に、みんなの星、国際宇宙ステーションに無事ドッキングいたしました。(YouTubeで動画配信されました。)
おめでとうございます!!
今回の打上成功を祈念して、瑞穂中学校の2年生2名が、この冬休みに、この活動の世界観をイラストに表現してくれましたのでお披露目させていただきます。ステキな作品ですね。ありがとうございます!!
みんなの星を是非みてください。そしてみんなでで交わしたエール(宇宙連句)を思いだしてください。きっと元気や勇気を分けてもらえることでしょう。
観測地点を指定すれば、国際宇宙ステーションが星として見える日時方位を予報してくれるサイトもあります。たとえばこちら。
次回は女川中学校の卒業式を記念した記事を寄稿します。ステキなプレゼントを思案中です。タイトルの句は、12月のオンライン出前授業の際に、女川中の生徒さんが詠んでくれた作品です。
山中勉(やまなか・つとむ)
1958年、東京都生まれ。宇宙航空システムエンジニア。(株)IHIエアロスペースにて宇宙航空事業や国際宇宙ステーション(ISS)の一般利用を発案し実証。宇宙航空研究開発機構(JAXA)主幹研究員、日本宇宙フォーラム主任研究員を経て、2013年より(株)IHIで社会貢献活動としてISSを利用した学校授業を共創している。
東日本大震災では宮城県女川町や各地の学校での出前授業を行い、五・七・五の言葉などの作品をISSに届ける活動を続けている。