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第30回 希望の詩 宇宙に行けたよ ありがとう

空を見上げてみよう

2024年8月19日 更新

山中 勉 宇宙航空エンジニア

山中勉さんが各地で行っている出前授業の様子や、生徒が紡いだ五・七・五の言葉をご紹介します。

ほしともの星、輝く

星友のみなさん、こんにちは。お元気ですか? PI(研究主宰)の山中です。
お待たせいたしました! ついに、みんなの想いが、星に届きました! ほしともの星が生まれました!
おめでとうございます!
NASA/JAXAが、星友の想い(2023年に作成した作品を収録したメモリーカード)を、シグナス宇宙船(NG-21)に搭載し、2024年8月4日(15:02 UTC)に打ち上げました。シグナス宇宙船は、8月6日(07:11 UTC)に国際宇宙ステーションにドッキングしました。動画を引きます。

https://www.youtube.com/watch?v=5EWaKOfJH0g

https://www.youtube.com/watch?v=TxImR1qu2vk

ぜひ、星友の星を見てください。きっと、元気や勇気を分けてもらえることでしょう。

このあと、メモリーカードは、「きぼう」日本実験棟に保管され、数か月間、地球を周回する予定です。そして、最終的には、シグナス宇宙船に戻され、宇宙船ととともに流れ星になる予定です。みんなの想いが叶いますように。(2025年1月頃を予定)

sorawo-30.png
Image: NASA TV

なお、ヒューストン日本語補習学校のほしともの皆さんから、嬉しいエールをいただきました。その中の一句(スマスチさん)を、冒頭に引かせていただきました。
また、同校のHさんからは、こんなメッセージが寄せられました。

世界中で繰り広げられた連句のキャッチボール。地球の反対側に居る星友がどんなことを想い、そして自分達がどんな言葉で応えるのか。いろんなつながり方をみつけていました。

ステキです!これからも、みんなでこの星を明るくしていきましょう!

山中勉(やまなか・つとむ)

1958年、東京都生まれ。宇宙航空システムエンジニア。(株)IHIエアロスペースにて宇宙航空事業や国際宇宙ステーション(ISS)の一般利用を発案し実証。宇宙航空研究開発機構(JAXA)主幹研究員、日本宇宙フォーラム主任研究員を歴任。
東日本大震災では宮城県女川町や各地の学校での出前授業を行い、五・七・五の言葉などの作品をISSに届ける活動を続けている。NASA主催の会議で公表した資料は、こちらから

平成28年度版 中学校国語教科書1年所収「空を見上げて」

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