発売中
2022年11月21日 発売
少年アヤ 作/玉川ノン 絵
定価:1,760円 / 四六判(188mm×128mm) / 168ページ / 2022年11月21日発行 / ISBN978-4-8138-0420-8
うまは学校がきらいだ。
うまが、うまのままでいられないからいやだ。
男の子でも、女の子でもない。ただの自分でありたい。
これは自由を願う、あなたのものがたり。そして、みんなのものがたり。
内容紹介
「うまはヒヒーンの馬じゃない。くまや雲と、おなじ音をもった、うまです」
自らを、うまと名乗る主人公が、学校にうずまくいびつさを、こっそり見つめていくものがたり。やがて教室には、ふしぎな事件が起こります。
◎小説家・松田青子さん推薦
大切にしたいし、大切にされたい。
きらきら光る気持ちが詰まった、宝箱のようなおはなしです。
もくじ
- うまのこと
- おさかなのばか
- いやいやえんそく
- かあさんのれきし
- うちゅう人っているんでしょうか
- 女の子たちのいるところ
- とぶ教室
- うまのぼうけん
- みんなのこと
著者プロフィール
少年アヤ(しょうねんあや)
1989年生まれ。エッセイスト。著書に『尼のような子』(祥伝社)『焦心日記』(河出書房新社)『果てしのない世界め』(平凡社)『ぼくは本当にいるのさ』(河出書房新社)『なまものを生きる』(双葉社)『ぼくの宝ばこ』(講談社)『ぼくをくるむ人生から、にげないでみた1年の記録』(双葉社)がある。
玉川ノン(たまがわ・のん)
1986年北海道生まれ。イラストレーター。セツ・モードセミナー卒。個人でイラストを描いたり、雑貨の製作・販売をしたりさまざまな活動をしている。装画の仕事は、本書が初となる。
著者コメント
世界をいろいろにしてくれてありがとう。
主人公・うまの目線を通して描かれる、子どもたちの世界。大人たちの様子。そして学校という場所。
そこに浮きあがるのは、わたしたちが生きる社会のかたち、そのもの、かもしれません。
ご購入のご案内
全国の書店または以下のオンライン書店からご購入いただけます。
- ※外部のウェブサイトが開きます。
- ※書店によっては取り扱いのない場合がございます。あらかじめご了承ください。