みんなで考えたい大切
なこと
誰もが安心、安全に学校生活を送ることができるよう、
いま、子どもたちみんなに考えてほしい大切なことをテーマ別に動画にしました。
授業の導入や話し合い活動のきっかけに、また、家庭学習用としてもご活用いただけます。
タブレットなどを使うときは(健康・情報モラル)
タブレットなどのデジタル端末を使用するときの健康上の留意点や、使用後に目や体をほぐすための体操を動画にしました。「整理体操」は、スポーツ科学の専門家の監修のもと、小学生のためにつくったオリジナルの体操です。
タブレットをつかうとき
タブレットをつかった後に(せいり体そう)

- Q.タブレットを使った後に、なぜ体操が必要なのでしょうか?
- 体育の授業をイメージするとわかりやすいと思いますが、体を動かした後は、すぐに休むよりも、少し軽い運動をしたほうが回復力は高くなるものです。タブレットを使用したり、文字を書いたりする行為は、思っている以上に心も体も緊張します。この「整理体操」は、その緊張をほぐすためのものです。デジタル端末使用後に限らず、書く活動の後にも有効なので、学校生活のさまざまな場面で取り入れてみてください。
インターネットを上手に活用するための知識や注意点について学べる動画です。これだけは必ず知っておいてほしいということにポイントを絞り、3分にまとめました。子どもの発達段階や使用状況に合わせて、「1~2年生用」「3~6年生用」の2パターンをご用意しています。
インターネットをじょうずにつかうために(3〜6年生用)

日本教育メディア学会会長
- Q.この動画で、子どもたちに特に学んでほしいことは何でしょうか?
- 子どもたちが1人1台端末を持つようになり、情報モラル教育の必要性が高まっています。ネット上でのコミュニケーションには、対面の場合とは異なる特徴があります。そのため、知らないうちにトラブルに巻き込まれ、被害者や加害者になってしまうこともあります。一方、その特徴を理解しておけば、心地よく暮らせるネット社会を目ざして、自分で判断して行動できるようになると考えられます。この動画を通じて、子どもたちには、ネットの特徴をふまえた情報の読み解き方や表現・発信のしかたを学んでもらいたいと思います。
感染症対策
感染症の予防や、マスク使用時の注意点などがわかるほか、感染してしまった場合の心のケアについても触れている動画です。小児科医の森内浩幸先生の監修のもと、子どもたちの生活実態に合わせた内容にしました。
みんなのけんこうをまもるために

- Q.この動画は、コロナウイルス感染予防を目的としているのでしょうか?
- この動画で示している内容は、コロナウイルス感染予防に限ったものではなく、毎日の健康を守るうえで意識したいポイントをまとめたものです。「体調が悪いときは学校を休む」「感染対策のためにマスクをつける」といったことを、単なる知識として身につけるのではなく、なぜそうするのか、子ども自身が自分の頭で考えることが大切です。例えば、どういう時にマスクをつけた方がいいのか、逆にマスクを外した方がいいのかなど、そういった思考を育てていくことこそが健康教育だと考えています。感染対策に限らず動画を活用していただければ幸いです。
防災
災害時のとっさの防災対策や、備蓄の大切さ、家庭での日ごろからの話し合いの大切さなどについて学べる動画です。「命を守る」「くらしを守る」という観点で情報を厳選し、子どもたちに必ず実行してほしいことをまとめました。学校でも家庭でも活用していただけます。
さいがいからいのちをまもるために

- Q.子どもたちに、これだけは覚えておいてほしいということは何でしょうか?
- この動画は、「命を守る」「くらしを守る」という観点で情報を厳選しつつ、どのような内容にすると子どもたちが防災を“ わがこと”として捉えられるかという点に力を入れました。低学年のお子さんには自助の徹底を、中・高学年のお子さんには自助の徹底に加えて被災直後の備えについても学んでほしいと考えています。電気や水道、トイレ、保存食など備蓄に関する情報は、家の人と防災について話し合うきっかけにもなります。家庭学習や自由研究、家庭での防災会議への活用も、ぜひ促してほしいと思います。
SDGs
環境問題を例に、SDGs の概略と、それが私たちの未来に直結していること、そのために行動すべきことを解説する動画です。子どもたちが自分ごととして捉えられるよう、身近な例を取り上げました。SDGs の導入にぜひご活用ください。
SDGsについて考えてみよう

- Q.どのようなことを学べる動画なのでしょうか?
- 動画で取り上げている内容は、SDGs で掲げている17の目標の中のほんの一例に過ぎません。ここで学んでもらいたいことは、世界の問題を自分ごととして捉え、多くの問題が関連し合っていることを理解し、その問題解決のために、自分には何ができるのか考え、行動するところにあります。子どもは普段から世界の課題を意識して生活しているわけではありません。この動画は、子どもが身近なところから問題意識をもつ契機の一つとして活用してもらいたいと思います。
学校で使う日本語(日本語指導が必要な子どもとともに学ぶ)
日本語指導が必要な子どもたちのための、多言語音声コンテンツを用意しました。学校生活で使用する頻度の高いフレーズを6言語で聴くことができます。タブレットやスマートフォンで手軽に再生できるので、さまざまな場面で活用することができます。

えいご(English)
ポルトガルご(Português)
ちゅうごくご(中文)
フィリピノご(Filipino)
スペインご(Español)
ベトナムご(Tiếng Việt)
フレーズ一覧①どうしたの ②いたい ③トイレにいっていいですか ④あぶない ⑤たすけて ⑥おはよう ⑦げんきです ⑧ありがとう ⑨あそぼう ⑩いれて ⑪いいよ ⑫やめて ⑬ごめんなさい ⑭みてください ⑮きいてください ⑯よんでください ⑰かいてください ⑱わかる ⑲わからない

- Q.どんな場面で使うことを想定したコンテンツでしょうか?
- 日本語がわからない児童を学級に受け入れるとき、不安を感じられる方が多いのではないでしょうか。このコンテンツには、学校生活で必要な日本語の19のフレーズと6言語の翻訳が収録されています。日本語がわからない児童は日本語を、日本語が母語である教員や児童は外国語を学べば、相互にコミュニケーションを図ることができます。「あぶない」等の緊急性の高いもののほか、「あそぼう」のように仲間づくりを促すものも収録しました。このコンテンツを温かな受け入れの雰囲気づくりの第一歩に役立ててほしいと思います。