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第4回 「現代的な課題」の取り上げ方

解説:田沼 茂紀(國學院大學教授)

道徳科における「現代的な課題」の指導と工夫

「学習指導要領解説 特別の教科 道徳編」(平成27年7月)には,現代的な課題の例として,情報モラル,いじめ問題,環境,国際理解,福祉,社会参画,平和,生命倫理など,さまざまなものが挙げられています。これらの課題について,道徳科ではどのように指導していけばよいのでしょう。現代的な課題は,道徳の授業において直接的に取り上げにくいものが少なくありません。そのため,関わりのある道徳的価値と関連づけて指導することがポイントとなります。

現代的な課題の効果的な指導法

「現代的な課題」について指導する際に大切にしたいこと

現代的な課題について指導する際に大切なことは,複合的な視点をもち,自分との関わりで考えるということです。例えば,「いじめ問題」という課題の本質は,複数の道徳的価値が介在した「他者との関わり方」です。そこで,「自分は『いじめ』とどのように向き合いながら,より望ましい人間関係を構築していくのか」ということを,複合的に,自分自身のこととして考えていくことが重要となります。

現代的な課題には多様な見方や考え方があり,さまざまな価値観の人々との協働によってその解決が実現されます。そのことを理解し,進んで課題の解決を目ざそうとする態度を育んでいくことが,教師に求められる大切な要件であると思います。

キーワードまとめ 「現代的な課題」の取り上げ方

現代的な課題に関連する道徳的価値を効果的に組み合わせ,複合的に,自分との関わりの中で学ばせることが大切。

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