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6年「デジタル機器と私たち」

「こんな授業ができます!」 令和6年度版小学校国語

2026年6月5日 更新

伊藤正枝 立川市立第一小学校主幹教諭

6年「デジタル機器と私たち」の授業づくりのアイデアを紹介します。

説得力を高め、提案する文章を書こう ―どんな場面で使えるかな―

単元観

第6学年は、さまざまな教科の学習や学校行事などにおいて、相手に提案する場面が多くある。本単元で学習したことを、他の具体的な場面で活用することを想定し、年間を通して、教科横断的な活用場面を確かめておくことが大切である。児童自身が提案する目的を意識しながら、実際に提案や発信をすることで、説得力のある構成や展開のしかたを考えることができる単元である。

題材・言語活動の変更のポイント

  • 「総合的な学習の時間」との連携を図り、提案する具体的な場面を設定することで、提案する文章を書いて発信する目的意識をもてるようにする。
  • 提案する文章を書く際の構成や展開のしかたについて、児童自身が整理する場面を設ける。
  • 実際に提案することで、提案する文章を活用した効果や価値を振り返る。

単元の目標

提案する目的を考え、筋道の通った文章となるように、考えとその理由などのつながりを意識して、文章の構成や展開を考えることができる。

評価規準

◎原因と結果など情報と情報との関係について理解している。[知・技(2)ア]
◎「書くこと」において、筋道の通った文章となるように、文章全体の構成や展開を考えている。[思B(1)イ]
◯文と文との接続の関係、文章の構成や展開、文章の種類とその特徴について理解している。[知(1)カ]
◯自分が提案したいテーマに沿って、必要な情報を集めたり、自分の経験を想起したりして、粘り強く文章の構成や展開を考え、提案の説得力を高めようとしている。[主体的に学習に取り組む態度]

単元の授業過程(全8時間)

時間 学習活動

1

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①何かを提案した経験を想起し、提案することへの具体的なイメージをもつ。
②「総合的な学習の時間」で取り組んでいるプロジェクトを進めていくためには、他者に提案する必要があることに気づく。
C:「総合的な学習の時間」のプロジェクトを進めるうえで、提案したい内容がある。どうやって提案したらよいだろう。
③教科書を確認し、「総合的な学習の時間」で取り組むプロジェクトのために、提案する文章を書くことについて見通しをもつ。
C:提案する文章を書いて、プロジェクトについて校長先生に提案したい。
④現段階での単元の学習計画を立てる。

2

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①教師が提示したモデル文を見て、提案された側を想定し、提案を受け入れたいと感じたか、説得力があるかを考え、その理由を話し合う。
【モデル文の例】
・教科書の作例
・提案のきっかけから体験を抜くなど、説得性が欠けるようにしたもの
・構成の順番を入れ替えたもの など
C:自分の体験が入っていると、説得力が増す。
C:提案のきっかけや理由が明確だと、説得力が増す。
C:書く順番によっては、説得力が変わるような印象もある。
C:提案する文章といっしょに、写真や実物などもあるとよいのではないか。

3

②文章を推敲する際の観点にもなるよう、説得力のある文章の構成や展開を項目ごとに整理する。
③「総合的な学習の時間」で取り組むプロジェクトごとに、提案する内容を決定する。

4

④前時に整理した観点を基に、付箋やICT機器を活用しながら、仮の構成メモを作る。

5

⑤「総合的な学習の時間」における、「情報の収集」「整理・分析」の学習過程と関連させながら、新聞や図書、インターネットを活用したり、インタビューを行ったり、自身の経験を想起したりして、情報を収集する。(なお、プロジェクトの内容や児童の実態に応じて、グループで役割を分担してもよい。その場合は、情報収集したことを共有し、分担して書き進めることもできる。)

6

⑥収集した情報を基に構成メモを修正する。
⑦相手に提案する状況を具体的に想像しながら、提案する文章を書く。

7

⑧異なる提案内容を設定した人どうしで文章を読み合う。
⑨第3時で整理した観点を活用して推敲し、説得力をもつ文章になっているか、さらに工夫できるところがないかを助言し合う。

3

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①「総合的な学習の時間」における、「まとめ・表現」の学習過程と関連させながら、他者に向けて提案を行い、評価、助言等をもらう。必要に応じて、写真や実物を提示したり、ICT機器を活用したりして提案を行う。
②提案したことを基に、「総合的な学習の時間」のプロジェクトを進める。
③単元の学習を振り返り、説得力のある文章を書くために大切だと感じたことについてまとめ、今後どのような場面で活用したいかを考える。
C:提案する方法はさまざまあるけれど、文章に表すことで、相手は提案内容についてじっくり検討することができる。
C:今後、提案する場面があったら、今回整理した、提案する文章の構成や展開の観点を活用したい。
C:委員会活動の際にも活用したい。

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