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第26回 バツをつけられると悲しくなって

うれしい学び

2025年5月15日 更新

かおりんごむし イラストレーター

イラストレーターのかおりんごむしさんが、日常の中で目にした二人のお子さんの“学びの姿”をご紹介します。

第26回 バツをつけられると悲しくなって

「うれしい学び」第26回イラスト1枚目
「うれしい学び」第26回イラスト2枚目
「うれしい学び」第26回イラスト3枚目
「うれしい学び」第26回イラスト4枚目

「うれしい学び」第26回イラスト5枚目

娘は、小学校高学年になった頃から、バツをつけられると、とても悲しがるようになりました。
作文のアドバイスにも悲しい顔になってしまい、困ってしまいました。
私も、小さい頃にバツやアドバイスをもらいました。
すごく悲しい気持ちになっていたとは思いますが、バツやたくさんのアドバイスをもらわなくて済むように、それからがんばったものでした。
だから、それがいいと思っていました。
でも、娘は、やる気がなくなってしまい、伏せってしまう様子でした。
そして、ついに、「お母さんに見せたくない」と言われてしまい、大ショック!!
「これは、私の関わり方を変えていかないといけない!」と思い、宿題中の娘と距離を取ることにしました。

初めは、寂しいやら心配やらいろんな気持ちがありましたが、そのうち少し気が楽になっている自分に気がつきました。
娘も、私がチェックしなくなったことで、自分でしっかりチェックをするようになったようでした。
(忘れ物も減った気がします!)
そして、見せたいものは見せにきてくれるので、テストや丸つけ後の宿題を見ると、いつも見ていないぶん、成長を著しく感じることができ、褒めることが増えました。

娘と私にとって、私は先生役ではなく応援役が向いているのかもしれない、と考えるようになり、うまくいくようになったと思います。
(ちなみに、夫は先生役が向いているようです。)
でも、成長の過程で、また私の役割も変わっていかないといけないんだろうなぁと覚悟しています(笑)。
親も、子どもと一緒に成長していかないといけないのかもしれませんね。
わぁー、大変です(笑)。

かおりんごむし

イラストレーター

京都府在住。息子、娘、夫との4人暮らし。日々のほっこり&小さな幸せを漫画にして、ブログ・SNSやWeb記事などで公開している。創作のテーマは「1日1日大切に過ごしたい」。

ブログ:かおりんごむしのほっこりブログ
Instagram:@kaoringomushi
Twitter:@kaoringomushi

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