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赤木かん子の読書Q&A

学校図書館(理論編)
Q1
 大規模校ということもあって,いつの間にか蔵書数が増えてしまいました。増えてしまった蔵書を整理したいのですが,どこから手をつけたらいいでしょうか。(その1)
A
 そちらの事情がわからないので,難しい質問ですが,とりあえずはそちらの“郷土”のもの(図書館や博物館では,そこで扱うものをすべて“資料”といいます。このことばは覚えてね)をあらいざらい抜いてください。“県”“市町村”の作家,樹木,建築,歴史,詩集,見つかるだけ。そうしてそれはカウンターの後ろとか準備室とか置き場所を作って保管します。なぜなら,ローカルな情報になればなるほど,その地域の図書館,学校図書館,地域センターしか持っていないからです。国立国会図書館だって,その学校について問い合わせがあれば,その学校に問い合わせてくるものだからです。ですから,郷土資料は捨てられません。

 

 ただ,同じものが40冊もあるならば,3冊残してあとはきっちり何かでくるんで保管するか,場合によっては配ってもいいでしょう。そうして郷土の何が足りないかを考えます。郷土資料は本になっていないことが多く,神社仏閣,個人経営の観光牧場,地域の名物を作っている個人商店などのパンフレット,図書館や文化会館主催のコンサートや講演会のチラシなど,足で集めてファイルしなければならないものがほとんどなので,努力しないと集まってきません。そういう資料は,安いのがありがたいところですが。郷土資料の中も,おおざっぱに分類して使えるようにします。

 

 もちろん,ここは継続が必要です。

 

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