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教科書では、アメリカの英語と、イギリスの英語のどちらを使っているのですか。

子どもと保護者の「英語Q&A」

2023年5月26日 更新

光村図書 校閲課

小学校では、3年生から英語の授業が始まっています。保護者の方が、お子さんの学習を見てあげるとき、自分が学んだ英語とちょっと違うところがあったり、子どもの素朴な疑問に答えるのが難しいことがあったりするかもしれません。
このコーナーでは、教科書の校閲を担当しているメンバーが、小・中学校で学ぶ英語に関する保護者の方のさまざまな疑問を取り上げて解説していきます。

教科書では、アメリカの英語と、イギリスの英語のどちらを使っているのですか。

光村図書の英語教科書では、本文中の英語表記はアメリカ英語を基本としています。
それは、たとえば次のようなものです。

■単語のつづりなど
「色」を表す英単語
(イギリス英語)colour
(アメリカ英語)color  ←教科書ではこちらを使用

■単語の種類など
「サッカー」を表す英単語
(イギリス英語)football
(アメリカ英語)soccer ←教科書ではこちらを使用
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一方、世界を見渡すと「イギリス英語」「アメリカ英語」に限らず、さまざまな国の人々が、それぞれの文化や言語の影響を受けて独自のアクセントを含んだ英語を使っています。グローバル化の世界では、英語は、ネイティブスピーカーとではなく、ノンネイティブどうしで使う機会のほうがはるかに多いという事実があります。

そのような多様な英語に触れる機会をもてるよう、光村図書の小学校英語教科書『Here We Go!』では「世界の友達」というコーナーを設けました。このコーナーでは、世界各国の子供たちが自分の言葉で自分のことや自分の国のこと、学校生活のことなどを語っています。世界の子供たちが自分らしく英語で語る姿に、映像と音声で触れてみてください。

世界の友達

オーストラリア フィリピン 中国 トルコ マレーシア 南アフリカ

【監修】小泉 仁(光村図書『Here We Go!』編集委員)

Illustration:  Mimei Umimachi

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