みつむら web magazine

第13回 「星友の星」誕生!

空を見上げてみよう

2020年12月18日 更新

山中 勉 宇宙航空エンジニア

山中勉さんが各地で行っている出前授業の様子や、生徒が紡いだ五・七・五の言葉をご紹介します。

「星友の星」誕生!

みなさんの作品を収録したメモリカードが無事国際宇宙ステーションに到着いたしました。おめでとうございます。

ついに「星友の星」が誕生しました! ぜひ、みんなの星を眺めてください。そしてみんなの句を思い出してみてください。

「わたしはここにいる!」というあなたの想いをうけとめ、「大丈夫あなたはひとりじゃない!」とエールを返してくれた星友が、地球にはたくさんいます。星友の星の光が、みなさんを優しく照らしてくれることでしょう。(山中勉)

 ★★みなさんから寄せられた作品は、こちらのページでご紹介しています。★★

ヨハネスブルグ日本人学校の星友からのボイスメッセージ

ヨハネスブルグ日本人学校(清水崇雄先生)のたんえいさん、りんごさん、sayuさん、ゆっきーさん、抹茶さんから世界中の星友へメッセージをいただきました。

打ち上げの成功にメッセージをいただきました

今回の「地球人のあいさつ」プロジェクトに、最初に参加していただいた埼玉県戸田市立喜沢中学校の西要一朗先生からすてきなメッセージをいただいたので、ご紹介します。

こんばんは。
昨夕は雲が多く、「希望」の観測が上手くいきませんでしたが、今日、ついに観測に成功しました。
天空を力強く流れていく様は、実に頼もしく感動しました。ソフト部の女子や他学年の顧問の先生、我が卓球部の男子生徒など数分もなかったかもしれませんが、確かに見届けました。
今夕もまだ雲が多く、見つけるまでに時間を要し、「あった、あそこ!!」と感動の声を上げている内にまたすぐに雲間に隠れてしまいました。
興奮のあまり、欲深な私は何を願おうか思いつくこともできず、「世界中のコロナが早く終息しますように!」とだけ願っているところで、「希望」の星は力強い輝きを私たちの目に焼き付けながら、ほのかに白い雲の中へと消えていきました。
総勢30人程度ではありましたが、生徒たちが自分達のメッセージを載せた輝かしい星を見届けることができて本当によかったと思います。
空を見上げていた時間は短いものでしたが、明日以降、みんなの感動が周りにも伝わっていけばと願っています。

「地球人のあいさつ」がNHKラジオで紹介されました

「地球人のあいさつ」プロジェクトが、12月9日、NHK「Nらじ」で紹介されました。
「コロナ禍の子どもたちの連句 宇宙ステーションへ」
こちらから視聴できます。(2021年1月9日まで)

星友の星を見よう!

国際宇宙ステーションが見える日時を予報するサイトがいくつかご紹介いたします。スマホアプリもあります。

 ☆世界各地の予報はこちらから (Heavens aboveのサイト)

 ☆日本各地の予報はこちらから (JAXAのサイト)

山中勉(やまなか・つとむ)

1958年、東京都生まれ。宇宙航空システムエンジニア。(株)IHIエアロスペースにて宇宙航空事業や国際宇宙ステーション(ISS)の一般利用を発案し実証。宇宙航空研究開発機構(JAXA)主幹研究員、日本宇宙フォーラム主任研究員を経て、2013年より(株)IHIで社会貢献活動としてISSを利用した学校授業を共創している。
東日本大震災では宮城県女川町や各地の学校での出前授業を行い、五・七・五の言葉などの作品をISSに届ける活動を続けている。

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