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2016年6月25日 発売
日本文藝家協会 編 編纂委員/角田光代、林真理子、藤沢 周、町田 康、三浦しをん
定価:2,200円 / 四六判 / ベスト・エッセイ / ISBN978-4-89528-982-5
さまざまなひとの、一年間の笑いや涙が、この本に詰まっています。
こういう一年が積み重なって、「未来」になるんだなあと実感できるし、
いざ未来になったときに読み返せば、「そうそう、こういう一年だった」と、
「過去」へ思いを馳せる道しるべにもなるでしょう。
未来と過去を内包した「現在」を、本書を通してぜひお楽しみください。
―本書編纂委員 三浦しをん―
2015年に新聞などに発表された数多くのエッセイの中から、読み応えのある77編を厳選しました。日常生活の機微を切り取った珠玉のエッセイを、どうぞお楽しみください。
収録作品&筆者
夏裁判 | 朝井リョウ |
師父 | 浅田次郎 |
ご縁とは | あさのあつこ |
しゃっくりり、、 | 朝吹真理子 |
小説家の性と千年の嘘 | 阿刀田 高 |
「希少なる存在」の意味 | 荒俣 宏 |
“しもおれ”仲間 | 池内 紀 |
祖母のこと | 伊坂幸太郎 |
1840年 豪農の豪華な旅 | 磯田道史 |
言葉も馴化する | 五木寛之 |
流れていく死 | 井上荒野 |
「猿、かわいいね」 | 岩松 了 |
良きライバル 熱きおっちゃん | 大沢在昌 |
怪! 関係代名詞文体 | 大城立裕 |
ヤモリとラブ | 小川洋子 |
先に答えを見つける | 荻世いをら |
すぐそばの遙かなる地 | 奥田亜希子 |
蛸の吸盤 | 奥本大三郎 |
習慣のつくり方 | 長田 弘 |
春の調理 | 小山田浩子 |
つらいのに | 角田光代 |
「愉快」あふれる言葉の数々 | 川上弘美 |
白黒羊の夢と宿題 | 河﨑秋子 |
ディストピア | 岸本佐知子 |
昭和のサル | 黒井千次 |
粗料理 | 小泉武夫 |
インチキ英語の高い壁 | 小島慶子 |
人という「灯り」 | 佐々木幹郎 |
虚実皮膜の間で苦悩 | 佐高 信 |
たしかに… | 佐藤雅彦 |
おばちゃんになりたい | 柴崎友香 |
ホームパーティーの流儀 | 辛酸なめ子 |
カイコ当番 | 杉本真維子 |
大きな子供 | 瀬戸内寂聴 |
毎日写真 | 鷹野隆大 |
おばあちゃんと伯母 | 髙村 薫 |
隣の人生 | 滝口悠生 |
財布を、落とした | 谷村志穂 |
漢字が文化の他者となったとき | 張 競 |
私の部屋は冷蔵庫 | 柄刀 一 |
作家になって十年 | 辻村深月 |
憧れのエレベーター | 津村記久子 |
言葉の断捨離? | 永田 紅 |
人間渡るべからず | 中野京子 |
独りの味 | 西村賢太 |
江戸と東京が混ざる | ねじめ正一 |
大いなる江戸のトイレ事情 | 畠中 恵 |
あの戦争を動員学徒として生きた女学生の死 | 林 京子 |
華やかな孤高の人 | 林 真理子 |
仕立ての良い噺 | 林家正蔵 |
明日、何をやった? | 藤沢 周 |
夏に負ける | 古井由吉 |
庶民濃度 | 穂村 弘 |
指を触れること。 | 堀江敏幸 |
保育園、送り迎え | マイケル・エメリック |
友よ、やすらかに瞑れ | 前田速夫 |
芥川龍之介への手紙 | 又吉直樹 |
ちょっと前はしたのに最近しないこと | 町田 康 |
タレと塩 | 松木武彦 |
初めての東京 | 眉村 卓 |
昆虫からヒトを知ること | 丸山宗利 |
ロボコップ彷徨 | 三浦しをん |
「よっこいしょ、ふう」厳禁 | 三谷幸喜 |
脳内旅疲れ | 三浦しをん |
大航海時代の地図 | 宮田珠己 |
桜酔い | 村田喜代子 |
ぼくらを見守るお月様 | モハメド・オマル・アブディン |
君の名は | 森本あんり |
不在を許す心 | 山極寿一 |
歌の力、土地の記憶 | 山下柚実 |
平信 | 山本東次郎 |
南風のかおる地平 | 吉田 類 |
規則破り | 吉村萬壱 |
幸せを創る | よしもとばなな |
頂点は見えない | 四方田犬彦 |
日本語と温泉 | リービ英雄 |
禁則が生み出した世界 | 若島 正 |
うろ覚えの脳の不思議 | 綿矢りさ |
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