ベスト・エッセイ2025の表紙

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2025年8月5日 発売

日本文藝家協会 編 編纂委員/角田光代、林真理子、藤沢周、堀江敏幸、町田康、三浦しをん

定価:2,200円 / 四六判 / ISBN978-4-8138-0677-6

世界がどんなに不安定でも、平穏とほど遠くても、私たちには忘れがたい一日があり、忘れ得ぬ人がいて、代替のきかない関係があり、うつくしい瞬間がある。
言葉で切り取られたそんな「今」の連続が、この一冊には詰まっている。
――本書編纂委員 角田光代

髙橋あゆみ:装画

掲載作家/作品名

青山ゆみこ 父と将棋
浅田次郎 自動ドアと回転扉
浅野忠信 箱男
五木寛之 愛嬌のない時代
井上荒野 怒りを歌う
上坂あゆ美 ひび割れた世の中だけど君だけはいつでもつやつやしていてほしい
上間陽子 若い母たちの振り袖姿に
江﨑文武 音楽が運動に及ぼす影響
蛭子能収
ERIKO 世界の日常を旅する 
大川慎太郎 まだ「3手目」なのに…正統派の棋士が持ち時間を5分も使った「驚きの理由」
小川洋子 おじいさんと通りすがりの者
小佐田定雄 魅力だった「大人げのなさ」
小山内恵美子 ふたつの「書く」
角田光代 小説は読み手のもの
笠井瑠美子 本の背中
川内有緒 画面の中の孤島
河﨑秋子 メーメー教に入信する
川添 愛 すぎる
川村 湊 “小さきもの”への慈しみ
岸本佐知子 呪詛♡
鯨庭 小鳥は絶望しない
齋藤陽道 手話で悼む
最果タヒ チェーン店が描く地図
柴門ふみ デジタルに傷つく
佐伯一麦 芦名での一夜
酒井順子 「自分の相撲」の難しさ
佐々木幹郎 何かが始まる 死の先に
佐佐木 陸 コンクリー
沢木耕太郎 少年は席を立った
市街地ギャオ 0番目の市街地ギャオ
柴田一成 安倍晴明
鈴木咲子 花壇の思い出
鈴木涼美 福田和也先生を悼む
鈴木俊貴 くーちゃんから全人類へ
スズキナオ 名前のない坂
千 宗室 いくさ
髙樹のぶ子 言の葉
髙嶋政伸 インティマシーコーディネーター
天童荒太 舟越桂さんを悼んで
富田望生 私の『ブギウギ』
西山繭子 「うちの娘です」
延江 浩 「歩く爆弾」のような人だった
信友直子 父との人生会議
長谷川 宏 弔いの形
蜂飼 耳 懐深く生の諸相を言葉に
林 真理子 すべてはここから
早見和真 その声は、誰の声?
原田宗典 読書ということ
平松洋子 「おいしゅうなれ おいしゅうなれ」
平芳裕子 日常の切れ端
広瀬浩二郎 ある先輩の死と志
深沢 潮 鷺沢萠さんへ
福井尚子 大家さんのミーム
福田尚代 回文、消しゴム 別世界への扉
藤沢 周 予知
藤村忠寿 最期に笑わせてくれた親父
星野知子 たばこ
ほしよりこ お屋敷の奥様
穂村 弘 る、る、ルビー? ルッコラ?
堀江敏幸 春の日傘
町田 康 「プロレス道」にみる惻隠の情
松永K三蔵 押せども、ひけども、うごかぬ扉
三浦しをん 忘却の影響度
蓑田沙希 マーブルという名の猫
牟田都子 なんとかするよりない
村井祐樹 「秀吉の新史料」がヤフオクに
村上春樹 小澤征爾さんを失って
村田喜代子 本屋無情
燃え殻 僕を魚博士にした祖母の褒め殺し
山極壽一 名付けがつくる動物の物語
ヤマザキマリ イタリアの母親(マンマ)
横尾忠則 篠山紀信さんを悼む
吉田篤弘 線を抜く
吉峯美和 田中美津さんを悼む
柳亭こみち 女性落語家増加作戦
わかぎゑふ 「僕」「私」―― 一人称だらけの日本
鷲田清一 送別の季節におもう

編集部からのコメント

大切な日々、出会いと別れ、発見やユーモア、愛すること……。
2024年に新聞や雑誌に発表された中から、選りすぐられた78篇のエッセイは、心に響く名文の宝庫です。

どこから読んでも楽しめる1冊を、どうぞご堪能ください。

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