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2021年8月27日 発売
日本文藝家協会 編 編纂委員/角田光代、林真理子、藤沢周、堀江敏幸、町田康、三浦しをん
定価:1,980円 / 四六判 / 2021年8月27日発行 / ベスト・エッセイ / ISBN978-4-8138-0370-6
大きく変わった暮らしのなかで、
それでも私たちは喜びや悲しみや笑いを
胸に抱いて生きている。
変わったことと変わらないことを、
真空パックみたいに
新鮮なまま詰めた一冊になりました。
――本書編纂委員 三浦しをん
新型コロナウイルスの蔓延という、未曽有の災禍のさなか、さまざまな書き手たちはどんなことを考えていたのだろう。そして「エッセイ」という枠組みのなかで、どんなことを書き記そうとしたのだろう。
2020年に新聞・雑誌等に発表された中から選りすぐった、エッセイのアンソロジー。自粛疲れの心身を、やさしく癒してくれる珠玉の77篇です!
カバー画:げみ
収録作品&筆者
ことばの来し方 | 青木奈緖 |
金一封 | 彬子女王 |
一休和尚の教え | 秋山 仁 |
空腹感も分からない | 朝倉かすみ |
ごちそうさま | 浅田次郎 |
街に人が集まる理由 | 荒俣 宏 |
人間を「機械」にする罠 | 伊藤亜紗 |
最後まで「前衛」の歌人 | 伊藤一彦 |
オンライン授業 事始め | 伊藤比呂美 |
物語爆弾のしわざ | 井上荒野 |
葡萄の葉からもれる日 | 岩阪恵子 |
旅の道連れに幸あれ | 岩松 了 |
旅の病 | 宇佐見りん |
おまじないスカート | おーなり由子 |
天井から | 大森静佳 |
「第九」再び抱き合えるか | 岡田暁生 |
探検のできない夏 | 岡村 隆 |
うたびとの業 | 小佐野 彈 |
呪いの小石 | 小山田浩子 |
自分なり | 角田光代 |
ラーメンよりキビヤが食いたい | 角幡唯介 |
生産性のない読書 | 柏木 博 |
海を隔てバズった母 | 岸田奈美 |
キノコのスープ | 岸本佐知子 |
よねー予想 | 北大路公子 |
さつき 時間の名前 | 金田一秀穂 |
歳月に与えられたもの | 黒井千次 |
抱擁 | 小池昌代 |
最期まで 語り続けた彼 | 小池真理子 |
長靴と青春の旅立ち | 小暮夕紀子 |
演じる笑いにこだわり | 西条 昇 |
リモートで、さようなら | 最相葉月 |
時計草に思う | 佐伯一麦 |
ひとりぼっちにさせへん | 佐伯啓思 |
むき出し嫌い | 酒井順子 |
砂の城と子どもの心 | 佐々木 閑 |
栞と山椒魚 | 佐藤雅彦 |
坪内祐三さんを悼む | 重松 清 |
生死不明 | 島田雅彦 |
老衰の朝な朝な | 瀬戸内寂聴 |
犬と散歩をした話 | 高瀬隼子 |
くくられる「夜の街」 抜け落ちる何か | 俵 万智 |
スロー・リーディング | 旦 敬介 |
書棚に関する回想から | 月村了衛 |
七輪大会 | 出久根達郎 |
手 | 遠野 遥 |
「映画の父」の温かさ | 中江有里 |
社長ですか? | 長嶋 有 |
代本板とZoom | 永田 紅 |
姉妹からの教訓 | 林 真理子 |
人生最後のステージに立って | 久田 恵 |
マイカー三昧 | 平岩弓枝 |
感じて動く読書法 | 広瀬浩二郎 |
心は自由 | ふくだももこ |
真心、なるもの | 藤沢 周 |
南の島のよくウナギ釣る旧石器人 | 藤田祐樹 |
一杯一杯 | 藤原正彦 |
「愛は無償」と値切るな | ブレイディみかこ |
戦争のために生まれた世代 | 保阪正康 |
小説を書いてみては | 星野智幸 |
意外なチェックポイント | 穂村 弘 |
美しく逢うこと | 堀江敏幸 |
山椒魚は悲しんだ | 堀川惠子 |
正しいけど全部間違ってる | 町田 康 |
踏破されぬ「巨大な山脈」 | 丸尾 聡 |
和牛への道 | 三浦しをん |
台湾の思い出 | 宮内勝典 |
哀しい自慢とアルファロメオ | 宮沢章夫 |
名実況の効果 | 宮田珠己 |
雨雨雨雨雨雨 | 村田喜代子 |
さすらいのママから谷根千BARへ | 森 まゆみ |
ジョーこそが文学 心撃ち抜かれた | 矢作俊彦 |
長寿梨 | 山﨑修平 |
新品か中古品か | ヤマザキマリ |
男の死 | 横尾忠則 |
真っ白な大きな紙 | 吉田篤弘 |
逆説で語り続けた〈自由〉 | 鷲田清一 |
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