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2019年7月5日 発売
日本文藝家協会 編 編纂委員/角田光代、林真理子、藤沢 周、町田 康、三浦しをん
定価:1,980円 / 四六判 / ベスト・エッセイ / ISBN978-4-8138-0110-8
ひとりひとりが言葉で切り取った光景や日常や記憶、出会いや別れ。
それは、私もそこに含まれている「今」であり、その「今」こそが、時代の断面である。
この一冊は、身近な言葉で綴られた、時代の記録なのだと思う。
――本書編纂委員 角田光代
日々の雑感、考察、失敗談から、亡くなられたあの方への追悼文まで、2018年に新聞・雑誌・ネット等に発表された中から選りすぐった珠玉のエッセイ76篇!
【訂正のお知らせ】
P.207 著作者肩書き (弁護士)→(二松學舎大学准教授)
収録作品&筆者
俵のネズミ | 彬子女王 |
何を喜び、何を悲しんでいるのか | 朝井まかて |
わが勲の無きがごと | 浅田次郎 |
ソクラテスとポピュリズム | 東 浩紀 |
大海原のオアシス | 足立倫行 |
「わかりやすさ」への苛立ち | 荒井裕樹 |
「先生」から「センセー」まで | 五木寛之 |
トカゲとキツツキ | 伊藤亜紗 |
国境をこえなかった招福の狸 | 井上章一 |
金子兜太さんを悼む | 宇多喜代子 |
歳月について | 内田 樹 |
本に連れられて | 内田洋子 |
ここがどん底 | 王谷 晶 |
モーニング | 岡本 啓 |
ホームソング優しく新しく | 長田暁二 |
湯たんぽ、ふたつ | 小山内恵美子 |
伸びたTシャツ | 落合恵子 |
書店という文芸共和国 | 小野正嗣 |
律儀な桜 | 角田光代 |
民―字と眼差し | 華雪 |
師匠、最期の一言「ハゲだっつうの、あいつ」 | 桂 歌蔵 |
アンデルセンさん | 角野栄子 |
高畑勲監督を悼む | 金澤 誠 |
猫は人生 | 岸 政彦 |
お婆さんのパン | 岸本佐知子 |
裏の街 | 北大路公子 |
電車のなかの七面相 | くぼたのぞみ |
七時までに | 黒井千次 |
共働きだった両親の料理 | 鴻上尚史 |
K子さんには言えない夏の庭 | 小暮夕紀子 |
孤独を楽しみ孤立を避ける50歳からの社交術 | 齋藤 孝 |
郵便 | 酒井順子 |
飛梅・詩島・伊能忠敬 | さだまさし |
ニューヨークのボートの下 | 佐藤 究 |
上野の守り神 | 佐藤賢一 |
ゴールはどこ? | 沢木耕太郎 |
呪文の使いどき | ジェーン・スー |
ノムラの鍵ハモ | 砂連尾 理 |
サバイバル正月 | 朱川湊人 |
山椒魚の味 | 周防 柳 |
「好き」が世界との勝負だった頃 | 杉江松恋 |
創造と老年 | 瀬戸内寂聴 |
音楽が生まれる | 高木正勝 |
寝る前に読む本、目覚めるために読む本 | 高橋源一郎 |
ウインター・ハズ・カム | 高山羽根子 |
憧れのSという街 | 滝沢秀一 |
夏の夜の講談 | 千早 茜 |
私たちの心包んだ人の世の華 | ドリアン助川 |
過去は変えられる | 鳥居 |
職業と肩書き | 鳥飼玖美子 |
「ごちゃごちゃ」にこそ | 永田 紅 |
無限の可能性 | 橋本幸士 |
西郷どんの親戚 | 林 真理子 |
フィールドレコーディング | 原 摩利彦 |
手は口ほどに物を言う | 広瀬浩二郎 |
猫の鳴き声 | 深緑野分 |
翻訳の楽しみ 満ちる教室 | 藤井 光 |
五月雨 | 藤沢 周 |
継ぐということ | 藤代 泉 |
静かな分岐点 | 星野概念 |
ジョン・レノンとプルードン | 細見和之 |
禁断のラーメン | 穂村 弘 |
校舎内の異界について | マーサ・ナカムラ |
さよなら立て看 | 万城目 学 |
捨てられた魂に花を | 町田 康 |
「夢中」ということ | 三浦しをん |
日本語の外の世界 | 村田沙耶香 |
方向音痴ばば | 群 ようこ |
無駄なく、シンプルに。「日日是好日」の心 | 森下典子 |
AI社会 新たな世界観を | 山極寿一 |
人間の奥深さ 演じた凄み | 行定 勲 |
身の程 | 吉田篤弘 |
仮面の来訪者 | 吉田憲司 |
玄冬小説の書き手を目指す | 若竹千佐子 |
本当の幸せ | 若松英輔 |
まっさーじ放浪記 | 綿矢りさ |
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